番外編 〜クリスマス〜 ページ13
貴女side
「ねぇ、これも買お」
「あ、ならこれも」
「見て見てそらる、クリスマスツリーあるよ」
「ほんとだ、結構高くね?」
「小さいのなら安い方だよね〜」
「、、、買う?」
「、、、買おっか」
小さいツリーの値札を見て後先考えずに買う私たち
今現在ショッピングモールに来ております
理由は今日のパーティーのため
朝早くから外に出てるとか私たち偉すぎるよ
褒めて欲しいくらいに
(A.M.10:30)←
「お買い上げありがとうございますー」
マニュアル通りの店員さんの挨拶を聞きながら駅の方に向かう
「今の店員さん可愛かった!」
「Aの方が可愛いよー」
「私のこと好きすぎかよ」
「うん大好き、愛してる」←
「はいはい、私も愛してるよ」
傍から見ればただのバカップルだろう
「愛してる」などと言い合いながらタクシーを捕まえる
食材と飾り、加えてツリーも買ってしまったのでそろそろ手が痛くなってきた
そしてタクシーの運転手さんにはギョッとした目で見られた←
「あ、ここで大丈夫です」
「はい、それじゃあ____」
運転手さんの声を聞きながら財布の中身を確認する
お金を出そうとすると、そこには既にお金が出されていた
そらるの方を見ると
「こういう時ぐらいかっこつけさせて」
と、イケメン発言をしていた
我が彼氏は今日もイケメンです
「Aー、包丁ってどこだったっけ?」
「卵切れた!」
「あああ!!小麦粉が床に、、、」
「A!助けて手が汚れててページめくれない!」
「あーもう!煩いんだけど!?」
私はリビングの方で飾り付け、そらるはキッチンの方で料理を作っている
さっきからA、Aってすごく煩いです
そもそもなんで包丁の場所覚えてないの
なんで卵無くなってるの
なんで小麦粉落ちたの、、、
手が汚れる要素どこにあった!?
「よし、完成」
「あーもう疲れた死ぬ」
「お疲れ様」
「殆どそらるのせいでもあったけどね!」
「えっ?」
「えっ?じゃない」
無事準備が終わり、二人が来るまで少し時間があるのでソファで寛いでいる
「はぁ」と何回目かのため息をつくと「まぁまぁ」とそらるに宥められた
いや殆どお前のせいな
「じゃあ頑張ったご褒美あげる」
「ご褒美?」
「そ、ご褒美」
そう言ってそらるは私の頬に手を添え、顔を近づけてきた
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
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作者名:闇猫少女 | 作成日時:2017年11月9日 0時