第7話 ページ9
まふまふside
言ってしまった
関わりたくない、か
Aちゃんはあまり動揺していない
もしかして分かっていた?
とにかく、僕は一拍置いてさっきの言葉に補足するように言葉を繋いでいく
まふ「昨日の夜、そらるさんと話した。
どうするかってことについて、その時は複雑な気持ちだった。
でもそらるさんに、お前は見捨てるのかって言われて思った。
確かに自分の保身に走るし、怖い。
けど、助けたい。
Aちゃんの気持ちは少なからず分かっているつもりなんだ。
自分勝手って思うかもしれないけど、僕は、僕たちは助けるから」
そらる「今まふが言ったことが、俺らの思ってる事だ」
沈黙が続く
Aちゃんは何も言わない
やっぱり嫌だったのかな?
どうしてもネガティブに考えてしまう
でも、これが僕とそらるさんの正直な気持ちだ
嘘はついていないんだから堂々としていればいい
貴女side
驚いた
てっきり出てけとか言われると思っていたのに、助けたいとか
人間はみんな酷い奴らだと思っていた
でもそれは間違いだったのかもしれない
信用出来ないのは事実だ
でも、まふまふさんもそらるさんも嘘は付いていないようだ
それに、まふまふさんは僕の気持ちが少なからず分かると言っていた
過去にいろいろとあったんだ
目は口ほどに物を言う
確かにそうだ
目を見れば分かる
貴女「気持ちは分かりました。
でも信用は出来ません。
出来ないけど、少しだけなら、信じてもいい気がします」
少しだけなら
裏切られても傷つかない程度になら、信じてもいい気がする
貴女「後、真実は話せていないので、信用出来たら話します」
そう言うと、まふまふさんはパアッと効果音が付きそうなくらいの笑顔になり、そらるさんは優しく微笑んだ
あともう一つ言わなければならない事があった
貴女「その、ちゃん付けは辞めてください。
なんかむず痒いです」
そらる「じゃあその代わり、Aも呼び捨てと敬語なしな」
まふ「おぉ!ナイスです!そらるさん!」
そらる「だろ?」
そう言ってそらるさんは笑った
呼び捨てには慣れていないが頑張るとしよう
後、以外にまふは子供っぽいなと思った
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作者名:闇猫少女 | 作成日時:2017年10月2日 16時