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第26話 ページ30

no side


朝の6時

学生ならば、そろそろ起きる頃

職を持っている人ならば、準備を始めたり 家を出たりなど様々だ

鳥が鳴き、太陽も姿を現し 窓から日が差し込む時間帯

にも関わらず、誰にも知られずひっそりと建っているコンクリートの建物

一軒家よりかは大きいが、学校とまでいくと小さい

窓もあまりなく、木々に隠されている場所が大半だ

その中の三階…ではなく、地下二階

明かりを消せば闇に飲み込まれるような程の暗さ

その中心にはデスクと椅子

黒革に包まれた高級そうな椅子には、白衣をきた1人の男性が座っている

一見、二十代前半ぐらいだろうか

その男の前には 同じく白衣をきた十代後半辺りの男が二人

1人は資料を持ち、もう1人はノートを片手に何かをメモしている



「それで、アイツの動きは?」

「はい、それが…まだ動きを見せていないようで…」

「見せていない、だと?」

「「ヒッ…」」



報告を聞いた途端、殺気を微量単位でだしていく中心の男

その殺気をもろに受けたのか、二人の男性は小さく悲鳴をあげ、無意識に後ずさりをしていた



「まぁいい、実験の方は?」

「あ、えっと…実験、は…あれ?」



資料を持った男が、実験について聞かれると急にワタワタしだした

手に持っている資料を何度も捲り、文字を見直す

その繰り返しだ

その行為に苛立ったのか、中心の男はまた殺気を微量単位に出し始めた

その殺気を感じ取ったノートを持った男は、隣に小声で話しかけた



「おい、どうしたんだよ」コソッ

「い、いや…資料が…」コソッ

「お前、まさか」コソッ

「いや、ちゃんと確認はしたんだ!
けど…置いてきたのかな…」コソッ

「おい」

「ヒッ…/ぁ、はいっ!」



待つのが時間の無駄

そう結論を出した中心の男は、またもや威圧的に話しかけた

その目付きは鋭く、今にも殺しにかかりそうな勢いだ



「…チッ」



中心の男は小さく舌打ちをした後、右手の親指を立て、自身の首の横に持っていった

その動作を見た二人の男の顔は、驚愕と恐怖の色で染まった

その表情を中心の男は一目見て鼻で笑った

そしてそのまま、微笑を浮かべながら 首の横にある手をそのまま反対側へ



「あああ!!…あぁ…ぁ……」ザシュッ



滑らせた

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作者名:闇猫少女 | 作成日時:2017年10月2日 16時

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