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第19話 ページ21

まふside

後ろのドアからはシャワーの音が聞こえる

それに僕の心臓の音も←

水を飲みに行った帰りにAとぶつかった

よく見てみると、息が乱れていて汗で服が肌に少しだけど張り付いている

なんていうか、すごく、その、エrかった

とにかくなんとか理性を保って、お風呂場まで行きたいらしいからそこまで運んだ

まだ少しふらついていたから念の為にドアの前で待っている

いや、別にやましい気持ちがあるわけじゃないから←


ガチャ


ああああ…Aが上がった、、

このドアを開けたらAが…!←

いやダメだ耐えろまふまふ!

ここでドアを開けたら理性が飛ぶ→襲う→そらるさんにバレる→お説教タイム→人生終わり

ああああ!!

我慢だ我慢だ……我慢するんだ!


「よしっ!」


僕は何故か気合をいれるために勢いよく立ち上がり、少しドアから離れて


「そろそろ終わ(ガンっ)いっ…っ〜!」


声をかけようとした

声をかけようとしたらいきなりドアが開いて見事鼻に直撃←


「あ、ごめん」

「だ、大丈夫…」

「ほ、ほんとに?冷やすやついる?」


鼻を抑えて蹲る僕を見て、Aは流石にやばいと思ったのかオロオロし始めた

あぁ、、焦ってる姿もかわいいなぁ←


「かわいい((ボソッ」

「へっ!?」

「えっ!?…あ」

「あ、えっと」

「っ〜/////」


声に出ていた

ついうっかり出してしまっていた

黙って俯いていると思ったらいきなりバッと顔を上げ


「ま、」

「ま?」

「まふの方がかわいい!」


と言った

その時、必死に保ち続けていた理性が崩れた


ドサッ

「ちょ、まふ…っ!?」

「ん…ふっ……」

「ま、ふっ…んっ…ぁ……」


つい勢いでAを押し倒し、流れでキスまでしてしまっていた


「ぁ…ご、ごめん/////」


急いでAから離れて謝った

ま、まさかここで理性が飛ぶとは

恥ずかしさと罪悪感で顔がみれない


「や、その……も、もう寝るね!」

「あ、う、うん!」


Aは逃げるように部屋へと戻っていった

あぁ……嫌われた…かな

きっと今の僕の顔は相当やばい事になっているだろう

僕はおぼつかない足取りで部屋へと戻っていった

途中何度か転びかけたけどなんとか戻れた←

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作者名:闇猫少女 | 作成日時:2017年10月2日 16時

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