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第12話 ページ14

うらたside


「あいつまじかよ…」


そらるさんとまふの家に行くため、坂田と駅のホームで待ち合わせていた

待ち合わせの時間は十二時半

今の時間は一時

もうかれこれ三十分は待っている

二人には家に行くことを伝えていないので、別に時間とかは大丈夫だけど…流石に三十分待って来ないのはヤバい

さっきLIN〇いれてみたら「今改札抜ける!」ってメッセージと、てへぺろ☆って書いてあるスタンプを送ってきやがった

正直いってムカついた

ふざけんなって感じだよな

とりあえず「今度なんか奢れよ」とだけ返しておいた


「はぁ…」

「ため息ついてると幸せ逃げるで?」

「うぉあ!?」


突然後ろから声がかかり、びっくりして前に転びそうになった

あっぶなかった


「うらたさw最高www」

「うるせぇ、坂田!」

「はぁ、ふぅー、おもしろw」


やっと来やがったこいつ

いつまで笑ってんだよ

ムカつくのでとりあえず蹴っておく


「いっ!?」


痛がっている坂田を置いてそらまふの家へと走って向かう

走って←


「ちょっと待ってや!」









「はぁっ…つ、いた……」

「なんで…はぁっ…走らんなん、の……?」

「んなの…わか、んねぇよ…」


二人同時に息を吐く

もう年かな…


「押すぞー」


ピンポーン

しーん…


「うらたさん…こういう時は連打や!」←


坂田はそう言ってインターホンを連打し始めた

ピピピ(以下略)


ガチャ


あ、ドア開いた


「…」


……誰!

なんかすごい小さい女の子が俺たちを見上げてる

え、かわい←

違う違うそうじゃない、家間違えたか?


「だあああああ!!」

「うわああああ!!」

「ああああああ!!」


上から坂田、俺、女の子の順だ

叫んだら家の中からドタバタ音が聞こえてきて


「何があったの?!」


そらまふがやってきた

そらるさんになんで来たのかって聞かれたけど、そんなの気分に決まってんじゃん←

とりあえず家の中にお邪魔してソファに座る


「なぁ、その子誰?」


俺がそう聞くとそらまふは「ですよねー」って感じの顔をした

例の少女は頭の上に?を浮かべている

なにこれすっげーかわいい天使なんだけど←

絶対これ坂田も思ってるわ(確信)

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作者名:闇猫少女 | 作成日時:2017年10月2日 16時

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