実験体少女 (ページ12)

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第10話ページ12

貴女side

96｢じゃあ遠慮なく｣

そう言い、96は僕の頭に生えている獣耳に手を伸ばした

まふ｢そう言えば…｣

そらる｢どした？｣

まふ｢いや、動物とかの耳って神経がたくさん通っているから敏感なんじゃ…｣

96の手が止まる

僕の思考も止まる

いやいやいや、え？

敏感なのかよ

初耳ー、なんとか先生の初耳学だー←

96の目がより一層キラキラしている

嫌な予感しかしない

そう思って逃げようとしたが96に捕まり、耳の根元を触られた

貴女｢んっ…あっ、うっ……｣

気持ち悪い声が僕の口から漏れ、身体がビクッと反応する

96は一旦僕から離れ、｢うおおおああああ！！｣とまた発狂する

そらる｢Aエrすぎw｣

まふ｢っ！/////｣

顔に熱が集まるのを感じながら｢煩い！｣と叫んだ

顔が赤いから説得力は名無なのだけれど

叫び終わって満足したのか96がまた飛びついてきた

96｢へへっ、かわいいよぉ！hshs｣

息を荒くして←

正気を取り戻したまふが96をみて｢あああ？！｣と叫んだ

今日叫ぶ人多すぎでしょ

まふ｢ちょっ！Aに変態が移ります！！｣

そして第8話の冒頭部分へと戻る

まふ｢あああ！！壁にぶつかっ…！あれ、死んでる？！｣

そらる｢お、あかこうらが飛んできてるがそれを綺麗に交わすそらるさっ？！……そうだったあかこうらは避けれないんだったあああ！！｣

96｢へっへーん！ざまぁみろそらるん！日頃の恨み…あれ？ちょっ、ぶつかっ！あああ！！死んだ…｣

何このカオス

あの後まふが｢マリカしましょ！｣と言ってすることになった

そらるが｢なんで急に｣と聞くと｢うらさかに馬鹿にされたからです！｣と言っている

96は知っているようで笑っている

いや、うらさかって誰

僕は別に興味がないのでとりあえず観戦しておく

選んだステージはドラゴンロード

そらる曰く｢名前がかっこいいから｣らしい

そして落ちまくっている

スタートしてから多分三分はたった

なのにまだ一周目

とにかく落ちまくっている

まふがさっき｢僕上手いですから｣ってドヤってたから期待したけど

なんていうか、その、ね？

とにかく三人とも落ちては復活して走って落ちる

その繰り返しだ