実験体少女 (ページ11)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:5,723 hit

第9話ページ11

貴女side

ピンポーン

まふ｢あ、来た！｣

まふが｢はーい｣と返事をしながら玄関へと駆け寄っていく

そらる｢女子力高すぎだろ((ﾎﾞｿｯ｣

そらるに激しく同意する

女子の僕より女子力高いでしょ

女子だ、性別転換した方がいいよあれは←

二人の友達に内心ドキドキしながらドアの方をじっと見つめる

そらる｢見つめすぎだろw｣

貴女｢ぐっ…だってー……｣

玄関の方から楽しそうな会話が聞こえてくる

それに、チビでうるさい奴って言ってたし

チビなら僕とそう大差ないでしょ←

それにうるさいなら面白そうだし←

そんなことを考えているとリビングのドアがバンっ！と、効果音が付きそうなくらいに大きな音を立てて開いた

まふ｢！？｣

そらる｢ドア壊れるだろー｣

驚きで言葉もでないまふを代弁してそらるが注意した

？｢ごめんごめんw｣

てへっ☆と効果音が付きそうなくらいのノリで言った彼女は小さかった

金色の髪はショートに切られており、白いパーカーに赤のチェックの上着が腰に巻いてある

そして黒いジーンズにマスク

第一印象はかっこいい

…いや、第一印象はうるさい奴だな←

第二印象はかっこいい

少し特徴的なハスキーボイス

女性なのにイケボで、所謂イケメン系女子、というものだろう

その人は僕を見ると目を輝かせて

？｢かわええ！！｣

と言って飛びついてきた

反射神経はこれでもいい方なのでなんとか受け止める

そして顔を近づけてきて

96｢わしは96猫！宜しくな、A！！｣

と言った

僕は少し引き気味に｢よ、よろしく｣とだけ返しておいた

96は僕の頭上をみて｢ほんまに獣耳あるんや！すっごいかわいいまじ天使これはエロゲですかエロゲの主人公ですかあああ！！｣

と天に(天井に)向かって叫んでいた

そらる｢エロゲw｣

まふ｢ちょっ！Aの前でそんな言葉言わないでください！｣

よく分からないけどそらるは、えろげ？という言葉に笑っていて、まふは注意している

そんなまふを軽くスルーして96は｢耳触ってええ？！｣と聞いてきた

実際耳は触られたことが無かったから｢別にいいけど｣と言った

すると96が｢ふおおおお！！｣とまた発狂しだした←