Prologue ページ1
待って待ってここはどこ？
一回落ち着け、朝から自分の行動を思い出してみよう
今日から晴れて高校生！
おばあちゃんに貰った新品の制服に袖を通して
絶対に友達をつくるんだ！って意気込んで
鏡の前で最終チェックしてたら
いきなり鏡が光って
吸い込まれた！？
ストップ、ストップ、吸い込まれた？
えっ？どういうメカニズム！？
しかもさっきから変なカラスの仮装？した人がこっち
見て話しかけてくるし……
夢？夢かな？それとも仮装パーティーにでも連れて来られた？
私がずっと頭を抱えてそんなことを考えていればそのカラス？さんがこっちに来て
"寮が決まって無いのは貴方だけですよ,,って言って私の手を引いて
変な鏡の前に連れてきた
えっ？えっ？えっ？何この魔法の鏡みたいなやつ
中になんか仮面みたいなの浮いてるし
どうしよ、どうしよ、情報処理能力が私の頭じゃ追いつかない
「さあ、貴方の名前を闇の鏡に告げるのです！」
いきなりカラスさんが私に向かって大声で話しかける
どうしよ、でも流石に名乗らなきゃ駄目だよね
そう思い
『えっと、Aです』
言われた通り名前を告げればその闇の鏡からは
「汝の魂の形は……わからぬ」
「魔力が微塵も感じられない、よってどの寮にも相応しく無い！！」
と訳の分からない事を言われる
式場全体が静まり返った後、その空気を破ったのはカラスの人だった
「なんて事でしょう！この１００年間こんな手違いは起きなかったというのに！！」
もうやだ……
おばあちゃん
どうやら私は、厄介事に巻き込まれた様です
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作者名：はな | 作成日時：2020年8月29日 5時
