玉折 弐-玖 ページ10
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「 ならん
我ら十種の式神を統べる才能を秘めた逸材を逃す訳にはいかんのだ 」
式神に囲まれた暗い空間に響く声を聞く
見覚えあると思ったら私の生得領域内か
『 割と大きい決断だったんだけどな 』
魔虚羅を調伏することができたなら
私は多大な力を得ることができる
私と式神は深く繋がっているんだ
強くなるには術式とも向き合わなければならない
それの手段を手放すことは即ち自ら茨の道を進むということ
『 なら…貴方達は何を望むの？ 』
「 我らを調伏してみせよ 」
『 それだけで？
それは私じゃなくても可能性はあるでしょう 』
「 あぁ もう一人居たな
だが其方には遠く及ばない 」
『 そんな事ない 恵くんはきっと強くなる
私が保証する 』
確証はないけれど私が期待しないで誰があの子に期待してあげるんだ
調伏できる可能性は大いにある
「 此方から要望を出してやったのに拒否するか 」
『 思うところはあるけど…願ってもないわ 』
「 ならば良い 」
それだけとは言ったものの未だ調伏できた者がいない魔虚羅が最難関
下手したら死ぬ可能性もある
…対価としては申し分ないか
『 それに私はまだ死にたくないから 』
「 強欲だな 」
強欲で何が悪い
そんな言葉を出す前に影に飲み込まれ意識が遠のいていった
「 …A 」
『 雄…無事でよかった 』
無事って言うのかな？と笑いながら言う雄を見て成功してよかったと安堵する
『 私どれくらい寝てたの？ 』
「 僕が起きてから2日くらいかな
七海もおいでよA起きた!! 」
呪力が枯渇して動けなかったのか思ったより眠っていた
ベットの隣に座っていた雄は立ち上がりドアを開けて建人を呼ぶ
「 A！よかった、本当に 」
雄が死にかけ続けて私も倒れたのはどれだけ彼に負担をかけてしまったか
ただもう一度この3人で笑えるとなると自然と視界が歪んでくる
「 わ、泣かないで!!
笑って!! 」
「 どこか具合悪い所でも!? 」
当たり前ではないこの日常に
今この瞬間を噛み締めるように
『 おかえり 』
確かにそう言った
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海(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして。そうですね、本作品はオチ未定で進んでいるので今のところ誰にしようとは考えていません。ただ、貴重なご意見として今後の展開に繁栄させていければと思います！ (2022年7月27日 22時) (
レス) id: 4e280ef606 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年7月3日 14時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ゆ な 、さん» 初めまして。前作に引き続き読んで頂けて嬉しいです！中々推しが被ることが無いので同担さんがいてニコニコです!!頑張らせていただきますね。 (2022年5月8日 21時) (レス) id: 4e280ef606 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ な 、 - 初めまして！前作から読ませていただいています。わたしも灰原推しなので、絡みが多くてとても嬉しいです！更新楽しみにしています、無理のない範囲で頑張ってください！ (2022年5月8日 8時) (レス) id: 1db18cce8e (このIDを非表示/違反報告)
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