玉折 弐-伍 ページ6
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人が集まっている近くに降り近づくと声が聞こえるようになってきた
「 早く逃げろ!!! 」
「 何が起こっているの? 」
「 "産土神様"の祟りだ!! 」
「 誰かが"土地神"の怒りをかったんだ! 」
『 最悪…よりによって土地神か!! 』
まだ可能性の段階
ただ神様だとするなら
術式を持っているのにも頷ける
それか術式を持っていると思わざるを得ない力を持っているかもしれない
急いで帳の目の前に行き和泉さんを見つけ話しかける
『 和泉さん!ご無事で良かったです二人はこの中に? 』
「 私は無事です。お二人は中で交戦中なので応援を!! 」
『 帳を広げたとはいえ安全とは言いきれません
逃げ遅れた住民が居ないか確認をお願いします 』
足早に帳の内側に入った
『 何…この呪力 』
決して強いとは言えないものの至る所に呪力が分散している
恐らく神社で戦っているから玉犬と共に呪力を辿っているとしっかりしていたはずの地面がぬかるみ足をとられ
転びはしなかったものの動きを止めた一瞬で狙っていたかのように木が倒れてきて寸前に鵺で抜け出した
これは土地神で間違いない
術式と言うよりはこの土地自体が身体だから自由自在ってワケね
さっきまで無かった事が起こり始めたから神社に近づいて抵抗してきたと考えてよさそう
ドォン!!と音がして向かえば交戦中の二人を見つけた
『 脱兎! 』
やっぱり呪霊は1級だ
今まで被害を最低限に抑え込んでくれていたのに感謝しなければ
「 A!?/さん! 」
『 遅くなってごめん!!
あとは私がやる! 』
「 僕らまだ動けるから周りからの攻撃は任せて!! 」
「 僕達のことは気にせず祓ってください! 」
一旦距離をとるために出した脱兎は全て消され全容が明らかになる
未だに1級相当なのが不幸中の幸いか
特級だったら皆死んでた
影から刀を出して蝦蟇を呼び出す
数秒でも動きを封じられたらこっちが攻撃する番
『 まぁ、そんな上手くいかないよね 』
背後から刀を振り下ろすも寸前に避けられ舌がちぎれた
『 鵺!! 』
蝦蟇を戻し即座に鵺で体当たりさせる
怯んだ隙に周りからの攻撃も警戒しつつ呪力を込め蹴ると直撃した部分が崩れた
「 A!そいつの身体は脆いから叩け!! 」
呪霊本人もわかっているのか近づかせまいと木の枝で視界を遮断してきた
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海(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして。そうですね、本作品はオチ未定で進んでいるので今のところ誰にしようとは考えていません。ただ、貴重なご意見として今後の展開に繁栄させていければと思います! (2022年7月27日 22時) (レス) id: 4e280ef606 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年7月3日 14時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ゆ な 、さん» 初めまして。前作に引き続き読んで頂けて嬉しいです!中々推しが被ることが無いので同担さんがいてニコニコです!!頑張らせていただきますね。 (2022年5月8日 21時) (レス) id: 4e280ef606 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ な 、 - 初めまして!前作から読ませていただいています。わたしも灰原推しなので、絡みが多くてとても嬉しいです!更新楽しみにしています、無理のない範囲で頑張ってください! (2022年5月8日 8時) (レス) id: 1db18cce8e (このIDを非表示/違反報告)
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