愛とは【呪術廻戦】

これからの話 弐 ページ19

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「 でも恵君には多少無理してもらうかも

頑張ってね
強くなってよ僕に置いていかれないくらい 」





恵くんの返事を聞かず背を向け言った
それがいつかの悟くんと重なってまた遠い存在に感じた






「 僕は帰るけどAはどうする? 」




『 私は残るよ

まだ話さなきゃいけないことあるから 』




じゃあなとだけ言って高専に帰って行ってしまった
今は恵くんと外で2人きり






「 ごめん、Aのお兄さんなのにあんなに言って 」



『 いいの兄さんもわかってて会わなかったんだから 』





「 後で術式のこともっと教えてくれ 」






まだ幼さが残る顔立ちに似合わない覚悟を決めた顔をしていた

津美紀ちゃんが眠ったあと2人で向き合って話す





『 まずね恵くんの術式は私と同じものなの

それでこれは禪院家相伝の術式でね滅多にもって生まれる人が居ないからそれなにり重宝されてる 』





「 なんでそんなに凄いのにAは家を出たんだ? 」






『 …難しい話だけどうちの場合相伝の術式をもってようが女は人として見てもらえない

女は雑用と強い子孫を残すためのただの道具としか見られない 』





女の呪術師としての立場を確立させたい
あまりにも生きづら過ぎるんだあの場所は





「 それが嫌だったのか 」




『 そうだね

でも私が悟くんと腐った呪術界をリセットして作り直すの 』






「 そんなことできるのか? 」



『 できるできないじゃない やるの私達がやる

その為に強く聡い仲間を育てる道を選んだ 』






そう教師になるんだ
聡明な仲間を育てて変革を起こすために







「 俺の術式は協力できるか? 」




『 勿論 戦闘スタイルは違ったとしても式神の扱いとかに関しては私の方が少し先輩だからなんでも聞いて 』






「 10種類も従える… 」






『 実際全ての式神を調伏できた術師はいないよ

私が最初の1人になる 』





「 なら俺はそれを超える 」




『 …期待してるよ誰よりも 』









今後の成長に期待を込め頭を撫でてあげた












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単行本読み返してて思ったんですが津美紀ちゃんたちが一緒に住み始めた時期が本作品では少しズレているかもしれません

今から書き直すと少し大変ですので私情ではありますが変更無しでオリジナル展開ということでご理解願います




続編からは現代編を予定しています




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