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リュウタ「あ!シュウ兄とA姉!」
二人が会話を続けている大きな声が聞こえた。小さな子供、リュウタの姿が見えたのだ。
二人が見えて走ってきてるのか、まだ小さな体で全力でこちらへ走ってくる姿にAはクスッと笑ってしまう。
シュウ「リュウタ、お前も鍛錬に参加するのか」
リュウタ「うん!俺も立派な滅龍士になるからね!!!」
『あらあら』
リュウタはシュウとAを兄と姉のように慕っている。
強くてかっこいい御呂知シュウと優しくて綺麗なA。そんな二人をリュウタは大好きだった。
リュウタ「ねぇーA姉、俺今日のご飯は魚がいい!」
『あらそう?じゃあそうしようかしらね』
シュウ「…リュウタ…お前Aのところで飯を食っているのか」
リュウタ「うん!昨日も食べたよA姉の煮物」
Aのことが大好きなリュウタは毎晩、シュウが鍛錬から帰ってくる前の時間帯にこっそり二人の家にお邪魔しAの作るご飯を食べていたのだ。
シュウ「…洗い物の量が多かったのはお前の仕業だったのか」
リュウタ「だって鍛錬の休憩の時、シュウ兄はいつもおにぎり食べさせてくれないじゃんー!」
シュウ「あれは俺のおにぎりだ」
シュウは毎日Aが作ったおにぎりを持って鍛錬に行くのだが、それを誰にも譲らないという。
可愛い弟にすら譲ってやらないシュウの頑固な性格を知っていてリュウタはあえて、シュウのいない時間帯に食べに行ってるのだ。
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あるとん。(プロフ) - 日依さん» わ!Y学園の方も…!ありがとうございます、とても励みになります︎︎^ ^ (1月18日 23時) (レス) id: b0351e3222 (このIDを非表示/違反報告)
日依(プロフ) - 滅龍士の夢小説、凄く面白いです!Y学園の方も読んでます!更新の方はあまり無理しないでくださいね。 (1月18日 17時) (レス) @page32 id: 08b2d47db3 (このIDを非表示/違反報告)
あるとん。(プロフ) - 夜さん» 求めてる方がいてよかったです!がんばります^^ (11月18日 10時) (レス) id: b0351e3222 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 滅龍士の夢小説ずっと探してたんです!!!ありがとうございます! (11月17日 7時) (レス) id: 1fabbf379c (このIDを非表示/違反報告)
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