私の幸せだった記憶【半妖の滅龍士】

・ ページ36

ユウ「早とちりするな」






シュウもシュウでちょっとした問題発言をしかけたところで二人の傍にユウがやってきた

拳でシュウの頭を軽く殴るとシュウは頭を痛そうに頭を抱える





シュウ「痛っ…」

『姉さん…やりすぎよ』

ユウ「軽く殴ったつもりだがな」





ユウの軽くはもはや軽いものではない





ユウ「私はお前達の結婚を認めたが、セクハラをしていいと認知した覚えは無いぞ」

シュウ「なっ…！セクハラなどしていないぞ」

ユウ「さっきの発言はもう少し考えてからにしろこのエ ロ餓鬼」

シュウ「俺の扱い酷くないか…」






Aへのシスコンが発動したのか何故かシュウへの当たりが強い

頑張れ、シュウ








ユウ「あと、死龍がもう時期来る。油断はするなよ」







いきなり低くなったユウの声に二人は息を止めた



死龍が来るということは、何かしらの犠牲が出るということ。いつ死んでもおかしくない状況

そして今、自分達がその災害から島の人々を守るということを理解している






ユウ「結婚の話はその後にしような♡」

シュウ「…やっぱり姉ちゃんは俺とAを結婚させたくないんじゃないのか」

ユウ「ん？そんなことないぞ♡ただAを泣かせたら半殺しにされる覚悟はしててくれよな？」

『シスコンって怖い…』





三人が話してるうちに鍛錬場に残っているのは剣士達だけとなった





カルラ「お疲れ様です！」

シュウ「カルラ、お疲れ」





二番隊であるカルラが機嫌良さそうにしていた

・→←覚悟

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す