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シュウ side
ユウ「ほらぁ〜A、もっと飲みなさい!」
『ふへへ〜』
三人で飲み始めてから数時間が経過した。
目の前には泥酔したAとよって呂律が回っていない姉ちゃん。
姉ちゃんが来たからにはこうなることは予想していたが、予想通り荒れた。
姉ちゃんの勢いに負けたAが慣れない酒を勢いに負けて飲んでしまった。
そしてこの状況だ。
シュウ「姉さん、もうそろそろやめて帰ったほうがいい。明日も稽古だろ」
ユウ「わかった!」
そう言って立ち上がる姉ちゃん。
今日は潔くいうこと聞いたなと感心していると、俺の隣で倒れてるAを担ぎ上げた
シュウ「姉ちゃん、何してるんだ」
ユウ「A持って帰る!」
シュウ「ダメに決まってるだろこのシスコン」
この人は突拍子にもないことをしだすから怖い。
あと流石にシスコンの度が過ぎているからやめてほしい。
ユウ「だってみろよ!?あのAがこんなベロベロになってこんな顔しているんだぞ!?」
シュウ「姉ちゃんがそうさせたからな」
確かにAの顔はいつもよりかは表情が和らいでいる。
そしてベロンベロンだ。頬も赤くなっている。
…見てるこっちまでが恥ずかしくなってくる。
ユウ「このままシュウと二人きりにしたら心配なので持って帰る」
シュウ「だめだ」
俺も立ち上がって姉ちゃんを止める。
流石に俺でも許さない。大体ここは俺とAの家だから帰るべき場所はここだろう。
シュウ「Aは俺の婚約者だ」
ユウ「…わかったよ、もう」
諦めたように姉ちゃんはAを離した。
ユウ「シュウのバーカ!!変態!!」
…と言い残してそそくさと玄関を出て行った。
心配なので俺は玄関まで見送る。
ふらふらになりながら歩いているがあの姉さんのことだ、心配ないだろう。
全く、酔うと言葉も思考回路も子供みたいになるから呆れる。
シュウ「っと、早く戻らないとな」
Aを布団に寝かせてやらないとな。
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あるとん。(プロフ) - 日依さん» わ!Y学園の方も…!ありがとうございます、とても励みになります︎︎^ ^ (1月18日 23時) (レス) id: b0351e3222 (このIDを非表示/違反報告)
日依(プロフ) - 滅龍士の夢小説、凄く面白いです!Y学園の方も読んでます!更新の方はあまり無理しないでくださいね。 (1月18日 17時) (レス) @page32 id: 08b2d47db3 (このIDを非表示/違反報告)
あるとん。(プロフ) - 夜さん» 求めてる方がいてよかったです!がんばります^^ (11月18日 10時) (レス) id: b0351e3222 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 滅龍士の夢小説ずっと探してたんです!!!ありがとうございます! (11月17日 7時) (レス) id: 1fabbf379c (このIDを非表示/違反報告)
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