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オウマ side
思い出してみれば二人は恋仲。
しかも同じ屋根の下で暮らすほどの関係。
そして我には分かる。
Aさんも、シュウさんもお互いを溺愛していることに。
とある日、我は町で二人を見かけたことがあった。
その時シュウさんは町の娘達に声をかけられていた。シュウさんは容姿も性格が良く何度島の娘達を惹かれさせたのか分からない。
そんなシュウさんと娘を隣でAさんはとてつもない圧をかけていた。
シュウさんは気づいていなかっただろうがそれに気づいた娘はそそくさとその場を去った。
Aさんはシュウさんを愛しているのと同時にとても嫉妬深い。
そしてシュウさんが望めばなんでもこなし、尽くしてやっている。
その出来事でどれほどシュウさんのことを想っているのかよく分かった。
そう、我に希望なんて無いのだと。
オウマ「……」
今でも幸せそうなシュウさんとAさんをみると胸が痛む。
そして、今もそうだ。
ユウ「ウッ…吐き気が」
『ちょっと!?吐くなら外に出てよ姉さん!』
シュウ「は、早く総隊長を外に!」
師匠が鍛錬所から外に運ばれる。
Aさんがそれを溜息をつきながら見ている。
やはり、我では駄目なのだろうか。
『ん?あ、オウマ!』
オウマ「!」
目が合うとAさんはこちらに向かって走ってくる。
『久しぶりね!!大きくなったわね…!』
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あるとん。(プロフ) - 日依さん» わ!Y学園の方も…!ありがとうございます、とても励みになります︎︎^ ^ (1月18日 23時) (レス) id: b0351e3222 (このIDを非表示/違反報告)
日依(プロフ) - 滅龍士の夢小説、凄く面白いです!Y学園の方も読んでます!更新の方はあまり無理しないでくださいね。 (1月18日 17時) (レス) @page32 id: 08b2d47db3 (このIDを非表示/違反報告)
あるとん。(プロフ) - 夜さん» 求めてる方がいてよかったです!がんばります^^ (11月18日 10時) (レス) id: b0351e3222 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 滅龍士の夢小説ずっと探してたんです!!!ありがとうございます! (11月17日 7時) (レス) id: 1fabbf379c (このIDを非表示/違反報告)
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