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『今日も頑張っているみたいね。さすがオウマ』
オウマ「当たり前のことをしたまでです」
『うんうん、シュウさんからあなたの事をよく聞いてるわ』
シュウさんが…。
それは嬉しい。シュウさんは我の憧れであるから聞いていて嫌ではないな。
『でも…無理しないでちょうだいね?』
オウマ「!?」
突然Aさんが我の手を包むように触れた。
『ほら…こんなにボロボロになって』
オウマ「っ…」
我の手は稽古によりボロボロになっていた。
それを隠すために包帯で怪我を隠している。
それに気づいてくれたAさん。気にかけてくれたのは彼女だけだ。
『努力も大事だけど、自分を大切にするのも滅龍士になるための心がけよ』
オウマ「っ…貴女には関係の無いこと…!」
『あるわよ。あなたは大切な仲間だからね』
オウマ「!!」
ドクンッ
一瞬、胸の高鳴りがした。
すると顔は何故か熱くなっていく。
キュウビ「あらら…」
『ね?』
オウマ「あ…あ」
心臓が焼けてしまいそうになるほどに熱くなり、鼓動は鳴り止まない。
その日家に帰っても頭の中はAさんのことばかりだった。
触れられた手をじーっと見つめると昼間のことを思い出し繰り返すように鼓動が高まった。
認めたくなかったが、我はAさんに恋をしてしまったのだ。
自分の気持ちに気づくのにそう時間はかからなかった。
だが、辛かったのはそれからだった。
シュウさんとAさんの関係だ。
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あるとん。(プロフ) - 日依さん» わ!Y学園の方も…!ありがとうございます、とても励みになります︎︎^ ^ (1月18日 23時) (レス) id: b0351e3222 (このIDを非表示/違反報告)
日依(プロフ) - 滅龍士の夢小説、凄く面白いです!Y学園の方も読んでます!更新の方はあまり無理しないでくださいね。 (1月18日 17時) (レス) @page32 id: 08b2d47db3 (このIDを非表示/違反報告)
あるとん。(プロフ) - 夜さん» 求めてる方がいてよかったです!がんばります^^ (11月18日 10時) (レス) id: b0351e3222 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 滅龍士の夢小説ずっと探してたんです!!!ありがとうございます! (11月17日 7時) (レス) id: 1fabbf379c (このIDを非表示/違反報告)
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