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オウマ side
キュウビ「声かけてこなくていいのかい?オウマ」
オウマ「我はいい」
鍛錬所の出入口からAさん達の声が聞こえる。
見てみると酔っ払ったユウ師匠に絡まれていたらしく、心の隅で同情する。
ユウ師匠の悪酔いは我も勘弁してほしいからな…。
キュウビ「そんな強がらないでさ、声掛けてこれば?今日だって久々に顔出してるんだし」
オウマ「お前、執拗いぞ」
何故か此奴は我にAさんの元へ行くことを勧めてくる。
今はそんな気分ではない、我も鍛錬するためにここへ来たのだし。
それに…
オウマ「…」
ユウ「シュウもAももっと二人で顔をだせ〜〜〜!!もうすぐ夫婦になるんだろ〜〜〜!!」
ジバニャン「うるさいニャン…」
“あの二人“が一緒の時は、あまり会いたくない。
キュウビ「今日も嫉妬??」
オウマ「キュウビ、次喋ったら殴るぞ」
隣にいるキュウビにガン飛ばす。
奴は間違ったことは言っていない。
これは、我の一方的な“片想い“なのだから。
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我がAさんと出会ったのは数年前。
我は島の皆を守る為に、剣士となり滅龍隊に入った。
ここで己を磨き 誰かを守れるように日々努力した。
その時、あの人に出会った。
『シュウさん』
シュウ「Aか」
シュウさんに稽古をしてもらっていた時、一人の女性がシュウさんを呼んだ。
シュウさんは彼女を“A“と呼んだ。
一目見たとき、とても綺麗な人だと思った。
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