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オウマ side






キュウビ「声かけてこなくていいのかい?オウマ」


オウマ「我はいい」







鍛錬所の出入口からAさん達の声が聞こえる。

見てみると酔っ払ったユウ師匠に絡まれていたらしく、心の隅で同情する。

ユウ師匠の悪酔いは我も勘弁してほしいからな…。






キュウビ「そんな強がらないでさ、声掛けてこれば?今日だって久々に顔出してるんだし」


オウマ「お前、執拗いぞ」






何故か此奴は我にAさんの元へ行くことを勧めてくる。

今はそんな気分ではない、我も鍛錬するためにここへ来たのだし。




それに…





オウマ「…」





ユウ「シュウもAももっと二人で顔をだせ〜〜〜!!もうすぐ夫婦になるんだろ〜〜〜!!」

ジバニャン「うるさいニャン…」






“あの二人“が一緒の時は、あまり会いたくない。








キュウビ「今日も嫉妬??」

オウマ「キュウビ、次喋ったら殴るぞ」








隣にいるキュウビにガン飛ばす。

奴は間違ったことは言っていない。




これは、我の一方的な“片想い“なのだから。





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我がAさんと出会ったのは数年前。


我は島の皆を守る為に、剣士となり滅龍隊に入った。
ここで己を磨き 誰かを守れるように日々努力した。


その時、あの人に出会った。







『シュウさん』


シュウ「Aか」





シュウさんに稽古をしてもらっていた時、一人の女性がシュウさんを呼んだ。


シュウさんは彼女を“A“と呼んだ。
一目見たとき、とても綺麗な人だと思った。

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作者名:あるとん。 | 作者ホームページ:コロナしね  
作成日時:2023年11月13日 12時

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