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シュウ「お前、大丈夫か」




少女は驚いた。

目の前にいるのは自分と同い年であろう髪が少し伸びた少年。やや痩せているが程よい肉付きをした体に首元に巻いているのは…蛇のマフラー。

鋭い目線をした目の下には紫色の模様。



片手には、血の着いた小刀。



少女に近づいていく少年は優しい目付きをしていた。

すぐ側に転がっている遺体を踏みつけ、それには興味を示さない。ただ目の前にいる少女を気にかけている様子だった。




『あなたが…やったの?』




少女が声を発した。

弱々しい声だったが、それを聞いた少年はとても嬉しそうに笑っている。





シュウ「あ、あぁ。お前を助けたんだ!」

『たす、けた…?』

シュウ「そうだ!」






自分を助けた? こんな自分を? ゴミみたいな私を?

少女の頭は今まで以上に混乱していた。否、初めての事だった。

だって、今までずっと自分はゴミで、人間扱いではなく物扱いされていた。まるで自分の命なんてどうでもよかったみたいで男たちは好き勝手していた。

大人はみんな。






シュウ「ずっと前からお前のことを見ていたんだ。いつも死んでるみたいな目してて、助けてやらないとって思ったんだ」


『……こんな私を助けたって、こんなゴミみたいな私を!!!』


シュウ「お前はゴミじゃない!」





叫ぶような声で少年は言った。






シュウ「お前はアイツらのせいでそう思うようになってしまっただけだ!お前は人だ、一人の人だ!笑っていい、泣いたっていい、だから自分のことをゴミだなんて言わないでくれ!」

『っ!』





ポロッ




涙を流した刹那、少女の瞳にひとつの光が宿った。

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あるとん。(プロフ) - 日依さん» わ!Y学園の方も…!ありがとうございます、とても励みになります︎︎^ ^ (1月18日 23時) (レス) id: b0351e3222 (このIDを非表示/違反報告)
日依(プロフ) - 滅龍士の夢小説、凄く面白いです!Y学園の方も読んでます!更新の方はあまり無理しないでくださいね。 (1月18日 17時) (レス) @page32 id: 08b2d47db3 (このIDを非表示/違反報告)
あるとん。(プロフ) - 夜さん» 求めてる方がいてよかったです!がんばります^^ (11月18日 10時) (レス) id: b0351e3222 (このIDを非表示/違反報告)
- 滅龍士の夢小説ずっと探してたんです!!!ありがとうございます! (11月17日 7時) (レス) id: 1fabbf379c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるとん。 | 作者ホームページ:コロナしね  
作成日時:2023年11月13日 12時

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