私の幸せだった記憶【半妖の滅龍士】

仲間 ページ19

貴方 side






今日はシュウさん達と一緒に鍛錬所に行く予定だ。

昔は私も通っていた鍛錬所。
かつては滅龍士になるための試練を乗り越えた仲間達と会えるのを楽しみに、今日は早起きした。





シュウ「A、準備はいいか?」

『はい』





愛用していた刀を手に私達は家を後にした。

刀なんていつぶりだろう?
シュウさんに滅龍士になることを反対され、社で仕事するようになってからは刀とは無縁だったしなぁ。

なんだか、昔のことを思い出して興奮してきちゃった。






シュウ「みんなきっと喜ぶそ、お前に会えるのを」

『そうでしょうか?』

シュウ「あぁ、お前の実力は皆知っている」







彼と同じ二番隊のカルラ、シヴァラク、ジバニャン…他にもたくさんの戦友はいる。

みんな元気かしら。







『楽しみだなあ』








思っていることを声に出すと隣にいるシュウさんが優しく微笑む。

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