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仙蔵「それに関しても不明だ」
留三郎「不明な事ばかりじゃねぇか!」
八左ヱ門「本当に大丈夫なのか…?これ」
兵助「あまり考えすぎちゃダメだよ、八…」
不明な部分が多すぎる為に、急な不安により今回の忍務が上手くいくとは思えない。
文次郎「とにかく進むぞ!暇を持て余してる暇はない」
文次郎がその場で走り出すと、各々彼を追いかけるように走っていく。
その一番後に伊作とAがいるのだが……
伊作「(Aちゃ、あ、胸が……あああああぁ)」
一人の人物だけ、顔を真っ赤にしながら走っている。
伊作さん、大丈夫ですか?忍務中ですよ?
本人も心の中で罪悪感を抱きつつ、申し訳なさそうな顔をしながらAをおぶっている。
伊作「(いやなにを考えているんだ僕!!今は忍務中じゃないか!それにAちゃんだって今は苦しんでいるじゃないか!!!僕の助平!)」
ハッと我に返り自分を責めつつも皆の後を追っていくが、やはり思春期の男の子ということもあり自分の欲望には意図も簡単に負けるみたいだ。
『いさくぅ…』
伊作「うわあああぁぁぁぁあ!」
『え!ちょっ!』
不意打ちにAが声をかけたせいで、いさっくんの何かを刺激し
そのまま倒れてしまった(Aは巻き込まれ不運)。
留三郎「伊作!A!大丈夫か!?」
伊作「すまない留三郎…Aちゃん大丈夫かい!?」
『ううぅぅ…』
伊作は何もなかったが、地面と衝突した衝撃により腹の痛みが増したAは顔を歪めている。
伊作「あああ僕はなんてことを…僕のせいだ…」
留三郎「いいやお前のせいじゃないから…こっからは俺がAを運ぶからお前は走ってけ」
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