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兵助「え?あの、せんぱ…」
『却下!!!』
Aがそう言うと兵助はその場に座り込み固まってしまう。
『許せ兵助…あんたの猫耳は国宝ものだったよ…』
拳を握りしめながら謝罪をした。
『次は…ん?』
乱太郎「保健委員会で〜す…」
『えっ』
次の委員会を呼ぶと、Aの前に現れたのはボロボロな姿の保健委員会だった。
戦にも参加していないはずなのに既にボロボロだ。
伊作「金楽寺の裏からがけを登ってきて…そういうわけで…」
乱太郎「予算くださ〜い…」
『あげる!もう全部あげる!学園売ってその資金も全部あげる!なんなら交通費もあげる!』
文次郎「おい!」
あの不運な保健委員会が必死こいてここまで来たのだと考えるとまたしてもAは涙目になりながら訴えかける。
『文次郎…保健委員会に一番予算あげた方がいいんじゃないの…グスッ』
文次郎「なぜお前が泣く…」
伊作「今回の裁判官はAちゃんなのかい……少しは楽に突破できそうだね…」
Aがボスと言うことに安心したのか伊作は少しだけホッとした顔をする。
しかしそれも束の間…。
小平太「お〜伊作!いいところへきた。お前も参加しろ!」
戦に参加していた小平太が突然、伊作を連れて行く。
『伊作…良い奴だったよ』
小平太「兵助も来い!」
『兵助…猫耳取れてるよ…』
留三郎「俺も戦う!用具委員会も勝負だ〜!」
『留三郎…どっから来たの…』
どんどんと戦に参加していく上級生を見てAは半分呆れかけていた。
文次郎「予算会議をほったらかしてアイツらめ…全員却下にしてやる。うりゃ!」
そして文次郎までもが、ギンギーンと意味不明なことわ言いながら戦に参加してしまった。
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