休学復帰のくのたま先輩【RKRN】

○ ページ19

伝七「そこに隠れてないで出てくるんだ〜…！」

平太「ひいぃ…！やだよ怖いもん！」



他の場所ではい組がろ組を囲むという謎の事件が起きていることにお気づきでしょうか。




怪士丸「なんで僕達もいくのさ…！い組だけで行ってくればいいじゃん！」

一平「だって…だって僕らだって怖いもん！」




何故い組がろ組を引っ張り出しているのかと言うと、

Aに会ってみたいというい組だったが会ったこともなくただ先輩から話を伺っているだけであり、会うとなると怖くなり、

こうしてろ組を道ずれにしようとしてるのだ。



伏木蔵「如月先輩ならよく医務室に来てるから知ってるよ」

「「「「どんな人！？」」」」

伏木蔵「ひっ！い組怖いよぉ〜！！！」




:




『伊作ー！治療してー！』


何日か前、Aは体に傷を負いながら元気に医務室へ来た。


伊作「Aちゃん！？どうしたんだいその怪我！」

『いやーちょっとした鍛錬でさ』

乱太郎「前回は風邪でその前は捻挫で今回は怪我ですね…」

伊作「まったく！君はどうしてそんな無茶をするんだ！休んでてって言ってるじゃないか！」

『だって…伊作達と同じくらいに強くなって一緒に実習に行きたいんだもん…』



と、涙ぐんで伊作を見上げる。

一瞬感動した伊作だったが直ぐに真顔になって



伊作「本当は？」

『小平太と勝負したら負けちゃった☆』

伊作「小平太…許さない」



伊作は黒いオーラを前回に乱暴に襖を開け医務室を後にした。




『あららー小平太お疲れ様だわ…』

数馬「あの…如月先輩」

『ん？』

左近「治療…」

『あ、ごめんごめんーよろしく頼むわね』



:




伏木蔵「て感じで…」

孫次郎「七松先輩と勝負されるなんて…やっぱり怖い人なのかな…」

彦四郎「そんな事ないよ！きっとかっこいい人なんだろうなぁ…」

左吉「(七松先輩そのあとどうなったんだろう…)」

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