・ ページ23
・
そのまま待つこと2時間後。
冷蔵庫から小さいカップ達を取り出し、完成したプリンを机に置いてみた。
我ながら中々良い出来では無いだろうか。
るぅと「わぁぁ!僕がこの前食べたプリンにそっくりです!では、いただきます」
小さい子供みたいに笑う。
プリンを1口食べると、幸せそうな顔してプリンを食べてくれた。
意外とかわいい1面もあるじゃん……
そう思いながら使ったものを洗う。
るぅと「ありがとうございます!すごく美味しいです!」
『ならよかったです。』
後ろでパクパクとプリンを食べて私はそのまま道具を洗った。
何故か緊張が収まらない。
ドキドキが止まんない。
早く部屋に戻ろう。
そう思い、さっさとお皿を洗った後、ふりかえると
るぅと「ふふ、なに焦ってるんですか?」
『え、あ、』
余裕そうな顔をしたるぅと会長が、私の方に詰めてくる。
そして、手首を掴まれ近くにあった壁に強く押し付けられる。まるで逃がさないとでも言わんばかりに。
それと、目がころん先輩の時みたいに真っ赤に染まっていた。
血を求めてる時の瞳だ。
直ぐに抵抗したが、男…いや、人間の5倍よりも力のある吸血鬼の力に叶うはずもなく、体力を消費するだけだった。
るぅと「んふ、抵抗しても無駄ですよ。愚かな人間ですねぇ」
『か、会長…さっきプリン食べてたんじゃ』
るぅと「プリンだけで僕の腹が満たされるとでも思ってたんですか?おばかさんですねぇ」
女の子みたいに笑う彼の笑顔はとても怖かった。
これからまた血を吸われると考えると震えが止まらなくなってきた。
・
315人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
NONAME(プロフ) - 飛べないです、、 (2022年1月8日 19時) (レス) id: 1015cc33fb (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - るうちゃん。ちょっとわかる。その気持ち。私もどちらかと言えばSなんだよねー。私は泣き顔に来るものがある。(Sより) (2021年8月30日 0時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
春桜 - みつきさん» めちゃくちゃ通りすがりの者ですがhttps://uranai.nosv.org/u.php/novel/9bac30f5ce24/これで飛べると思います! (2021年8月20日 13時) (レス) id: 5c94dbd8ad (このIDを非表示/違反報告)
みつき - 調べても飛べませんでした。どうしたらよいのでしょうか? (2021年8月20日 8時) (レス) id: 363e209e09 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ - ちょびさんありがとうございます!(/・ω・)/ (2021年7月5日 8時) (レス) id: f09c748d1e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ