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「ころんくん!まってたよ!」
ころん「あはは……そうなんだ」
嬉しそうにニコニコする女の子に対し、ころん先輩はがんばって作り笑いをしていた。
莉犬くんも同じように苦笑いをして、なんとか話を続けているが、るぅと会長はその子を見向きもせずにテレビを見ている。いや、無視してるんだ。
「てか、その女の子だれ?」
ころん「あー……僕の彼女?」
『違います!』
るぅと「その子はころちゃんの餌役です」
私ところん先輩が騒いでいたら、るぅと会長が声を張って立ち上がった。
女の子3人は目を見開いて驚いていた。
莉犬「こいつら、俺たちの餌役なんだよね。3日に一度くらいのペースで血もらってるの。」
『そうなの?』
莉犬くんが彼女等に聞こえない声で耳打ちをした。
どうやら白鳥家という、苺谷家に血を提供する一族でこの3人はその家の三姉妹らしい。左から順に、
真緒さん、志緒さん、菜々緒さん。
志緒「るぅと、まさか契約を破棄するつもりではないでしょうね!」
るぅと「つもりはないですがね」
『契約って……?』
莉犬「俺たちが白雪から血を貰う代わりに、他の女から血を貰わないこと。勝手に吸わないこと」
そこまで縛られてるのか……別に良くない?
吸血鬼にとって3日に1回のペースなんて正直厳しいのに、その上勝手に吸わないことって……あんまりじゃないかな。
莉犬「でも残念ながら、ここには”神崎家”のAがいまーす!!」
菜々緒「!!!神崎家……!?」
真緒「神崎って何年か前に絶滅した貴族なんじゃ……」
ころん「でも奇跡的に1人生きてたって訳」
3人が私側に立つ。
莉緒さん達は驚いたまま、私をじっーと見つめてくる。私がここにいることについて疑問に思っているような気がする。
確かにそうだよね。今までいないって言われてた人がいきなりここにいるんだし。
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NONAME(プロフ) - 飛べないです、、 (2022年1月8日 19時) (レス) id: 1015cc33fb (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - るうちゃん。ちょっとわかる。その気持ち。私もどちらかと言えばSなんだよねー。私は泣き顔に来るものがある。(Sより) (2021年8月30日 0時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
春桜 - みつきさん» めちゃくちゃ通りすがりの者ですがhttps://uranai.nosv.org/u.php/novel/9bac30f5ce24/これで飛べると思います! (2021年8月20日 13時) (レス) id: 5c94dbd8ad (このIDを非表示/違反報告)
みつき - 調べても飛べませんでした。どうしたらよいのでしょうか? (2021年8月20日 8時) (レス) id: 363e209e09 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ - ちょびさんありがとうございます!(/・ω・)/ (2021年7月5日 8時) (レス) id: f09c748d1e (このIDを非表示/違反報告)
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