おかえり、エジョン【２】 (ページ7)

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-SEVENTEEN Mingyu side-

「あ、えっと…ミンギュ！」

MG「え…え！名前覚えてくれたんですか？！」

今日は年末の歌謡祭。隣のミンハオからの視線が痛いんだけどそんなのどうでもいいくらいには嬉しい。

裏でたまたま会ったエジョンヌナ(勝手にそう呼んでる)が話しかけてくれた。

「今日頑張りましょうね」

MG「頑張りましょう！先輩は何かコラボとかはやるんですか？」

「ふふふ、見てのお楽しみだよ。ミンギュって私のファンなんだってね、テレビ見たよ。ありがとう」

うわぁ、どうしよう、感動してる。

この間憧れの芸能人は？と聞かれてエジョン先輩ですって答えたんだ。まさかそれを観てくれてたなんて！感激！

ミンハオが俺の足を踏んできたけど気にしない！！

「じゃあ、またね」

エジョンヌナは手を振って廊下を走っていった。はぁ、と思わずため息が漏れる。エジョンヌナ綺麗だなあ。

「そのため息が一番ムカつくね」

MG「ねえ、俺生きてる？これは現実？」

「もうずっと夢の中にでもいたら？」

ミンハオ…それを人は嫉妬と呼ぶんだよ。

そしてついに歌謡祭本番。ヌナはコラボはお楽しみ、なんて言ってたっけ。でもマネヒョンに見せてもらったプログラムには特に書かれていなかった。ってことは無いのか、なんてちょっと寂しくなる。

…と思ってたのに。いろんなグループが大先輩たちの曲を歌ったあと"シークレットスペシャルステージ"と大画面に映し出される。

「え、なにこれ」

「ジフニ、聞いてた？」

「スンチョリヒョンが聞いてないのに聞いてるわけないでしょ」

ステージに流れ始めたのはペクチヨン先輩の"私の耳にキャンディ"で。先輩自身もいるし出てくるのかな?なんて思ったのに。

「ヒョン！ミンギュヒョン！」

MG「うわぁぁ、スングァナ！エジョンヌナだよ！！」

「どうしようエジョンヌナだぁぁ」

ステージでは露出度高めの衣装を着て、歌って踊っているエジョンヌナがいた。相手役は同じグループのチャニョル先輩。

踊り終えたふたりには大きな歓声が飛んでいた。