第50話 ページ2
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大晦日が近づいてきて、町中はお祝いモード。
だけれど、私たちはこの時期が1番忙しくて
お祝いしている暇もありません…
社長｢つぎAスタジオね。撮影終わったら22時の
便で大阪に行くから｣
貴｢了解です｣
私はありがたくも5回目のブラホワ出場権を
もらい、IDOLiSH7もブラホワ出場が決定
ブラホワに出場する役者は出揃い、あとは本番
を待つのみ。
社長｢ねぇ、A｣
貴｢はい？｣
社長｢君、リハの時の顔ひどかったよ。
引きつった作り笑顔、俺初めて見たよA
のあんな顔｣
と悲しい顔をした私の社長兼、マネージャーの
雅さん。
そんな顔しているつもりはなかったのに…
貴｢ごめんなさい、気をつけます｣
社長｢…、俺の言うタイミングが悪かったのも
あるがゴシップのことも、歌の盗作疑惑のこと
も今は忘れてくれ。
──…TRIGGERを信じるんだろ？｣
貴｢信じたい、ですよ｣
あの子達が絡んでいるわけがないって思いたい
けど、そう簡単に思えないですよ…
雅さんの人脈のお陰で、八乙女事務所がIDOLiSH7
を消そうとしたことと、八乙女事務所と契約
している日向アキヒトさんが解雇された訳を
知ってしまった。
社長｢本当のことを知りたいなら直接聞いてくれ。
君らがよそよそしいのを見てると違和感がある
し、ファンもRe:valeもそんなTRIGGERとA
は見たくないだろ｣
尊敬する先輩の番組にせっかく出させてもらう
んだから、しっかりしないと。
Re:valeさんにまで迷惑をかけるわけには…
貴｢もう、行きますね｣
今まで通りに接したらいいんだよ私。
楽屋を静かに出て、もやもやしたままAスタジオ
までの廊下を歩く。
貴｢今まで通り、今まで通り…しっかりしないと…｣
そう自分に言い聞かせていると、見覚えのある
3人が曲がり角から現れてぶつかりそうになる。
貴｢あ…すみま、｣
楽｢あ…、A…｣
なんで名前呼んだのですか楽さん…！
何か話さなきゃ、いや何を…
ブラホワでのTRIGGERとIDOLiSH7の対決の話？
いやいや今IDOLiSH7の名前は出すべきでは
ないよね、うん。
貴｢き、今日はよろしくね｣
楽｢あ、あぁ…｣
龍｢よろしくね｣
天｢よろしくお願いします｣
出会ったらずっと話しているほど仲が良かった
のに今日は会話が無く、先に1人悲しくスタジオ
に行った。
貴｢私、先輩失格だ…｣
そんな嘆きは、誰にも届くことなく消え去った。
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なつめみく - なんか前回のhit数多すぎてコメント書きづらくてかいてなかったけど、いつも楽しく拝見させて頂いてます！！頑張ってください！！ (10月1日 9時) (
レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
美衣(プロフ) - この作品大好きです！
是非更新お願いします。 (2019年4月29日 21時) (携帯から) (レス) id: d78a964f1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鳥 | 作成日時：2018年6月23日 21時
