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俺は薬などが入ってる引き出しから体温計を取り、ぐっすり眠っている相葉さんを起こさないように脇に挟んだ
顔色は悪く、息も洗いが1度見てしまうと目が離せないくらい寝顔が美しかった
ほんと無防備なんだから…
そんな事を思いながら寝顔に見とれていると体温計鳴り響いた
…ｯ！？
39.7℃…
体温計でこんな数字初めて見たな…
「ん…んん…」
起こしちゃったかな
「か…ず…ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」
少し話しただけで咳き込んでしまう相葉さん
「ほら、喋んなくていーから寝てな」
そう言いながら背中をさすった
「み…ず…ｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」
「飲む？」
そう聞くとｺｸﾝと首を縦に振った
俺はストローをペットボトルにさしてわたす
「あり…が…と…ｹﾎｯ」
「ん、ほら寝な」
「か…ずも…寝…てね…ﾊｧﾊｧ ﾊｧ」
「俺は大丈夫だから寝な」
「だめ…かず…さいきん…ねて…ない」
！？！？
映画の撮影があって最近寝れて無いのは事実だった
今日の収録の時バレなかったから大丈夫だと思ってたけど、まさかバカな相葉さんにバレるとは思ってなかった
「はぁ…わかった寝るからお前も寝な、隣の部屋いるからなんかあったら電話しな」
「わ…かっ…た…ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」
「おやすみ」
そう言い残して電気を消し部屋を出た
部屋へ戻り携帯電話を開くとリーダーと潤くんからLINEがきていた
俺は2人に返信すると、相葉さんが心配ですぐには寝れなかったものの、疲れてたのもあり気づいたら夢の中だった
この後、ずっと相葉さんの傍に居れば良かったと後悔するとも知らずに…
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作者名：恋羽 Aiba | 作成日時：2017年12月24日 16時
