第6章 襲撃 ページ42
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『今日はどの様な事がありましたか？』
「え、えっと、その…僕の同位体から、お菓子を貰いました…。桃色や黄色や白で…小さくて、お星様みたいな…。」
『それは金平糖という砂糖菓子ですよ、五虎退様。お口に合いましたでしょうか？』
「は、はい…！あの、甘くて、とても美味しかったです……！」
『それは良かった。きっと五虎退も喜ぶでしょう、あとで一言言ってやって下さいな。』
そんな事を話しながら五虎退様の刀を丁寧に手入れする。彼らがここに来て一週間、少しずつだけど人に慣れてきている。今剣が一役かったらしいが…何か言ったのだろうか。
『もうすっかり綺麗に直りましたね。』
「は、はい…、お手入れありがとう、ございます…！」
『いえいえ、それが審神者の仕事ですから。五虎退様は、これから先どうするかお決めになられましたか？』
そう聞くと五虎退様は下を向いた。…やっぱりまだ早かったか。
『申し訳ありません。まだ七日しか経っておりませんもの、気長に考えて下さいな。誰も答えを急かしたりしません。』
「は、はい…すいません…。その、まだ、何も考えてなくて……で、でもっ、皆と…一緒がいいなって……。」
『成る程…粟田口の皆様と御一緒ですね。そうですね、兄弟は皆一緒の方が良いですものね。
ならば、そうなるよう政府に伝えておきます故、どうか五虎退様も皆様に一度提案してみて下さいな。』
「は、はい…！」
そう言い刀を鞘に納めて五虎退様に渡すと、彼はぺこりとお辞儀をして粟田口の皆様の方へ行った。
皆様、だいぶ穢れが落ちてきた。短刀や脇差はもう完治寸前、けれど太刀や大太刀、槍、薙刀なんかはまだ落ちていない。あと少しなのだけれど、もっと時間を掛けてゆっくり完治していくのが一番いい。
……それを政府が許すかどうかはわからないけれど…いざとなったらまた脅しましょうか。
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狐ねぇ - とっても素敵な作品です！何度も読み返してしまいます♪無理をなさらない程度に更新していただきたいです！楽しみに待っていますね♪ (2021年7月31日 16時) (
レス) id: 7b7b6482b0 (このIDを非表示/違反報告)
のん - とてもいい作品ですね！見入っちゃいました！更新楽しみに待ってます頑張ってください(*´ω`*) (2020年5月20日 14時) (レス) id: cc61122175 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 更新楽しみにしてます。頑張ってください (2020年2月4日 22時) (レス) id: d5a0d81ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ( ´∀｀ )b (2020年1月6日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
@ - めっちゃっっ面白いです！でも、早く続きが読みたいです (2019年4月1日 15時) (レス) id: 2da2df1e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2019年3月9日 12時
