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すると、びりっと電気が体を巡った。
…結界に反応有り。方角は……子。
『平野、皆を連れて子の方角に。終わったら戻ってきて下さい。』
平野「了解しました。」
そう言うと平野は私の側を離れた。影にいた彼らの気配も消えたからきっと子の方角に向かったのだろう。突然走り去った平野に呆然として立ち竦む彼らの方に向き直す。
『騒がしくして申し訳ありません。』
「…何だ、あいつは。それにお前も、」
『あら、そういえば自己紹介がまだでしたね。私は…そうですね、Aです。あなたのクラスの生徒となりました故、これからどうぞよろしくお願いします。』
「A…それは名前だろう。苗字は？」
『それは諸事情により教える事が出来ません。故に私の事はAとお呼び下さいな。』
「諸事情とは何だ。…何を隠している。」
『女に隠し事の一つや二つあるのは不思議ではないものですよ。』
そう言い笑うも男は怪訝な目を向ける。
あら…どうしましょう。これからは長くても一年は共に過ごさなければならないのに。
ここで一つ、話題を変えてみようと思った。
『それより、個性把握テストとは何ですか？』
「…中学で行った能力テストを"個性"を使ってやる。お前も中学の頃したろう。」
『…ええ、もちろん。』
嘘。本当はそんなものしていない。私の生まれた時代は能力テストだなんてしなかった。初めての体育も持久走とかそんなものばかりで、自分の運動能力を知ろうともしなかった。
さて、それよりも早く彼らの元へ行きたいのだけれど…まだ無理そうかしら？
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ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2019年3月2日 19時) (
レス) id: 2e6c718a02 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2019年2月6日 13時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
アイ。(プロフ) - 新作待ってました!!更新頑張ってください!! (2019年2月3日 10時) (レス) id: b23522634a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2019年2月2日 22時
