第3章 対面 ページ12
.
まだ全て貼れてないが、8時20分に校長先生に言われたクラスに向かった。が、
平野「誰もいませんね…。」
『おかしいわね…もしかしてもう入学式に向かったのかしら？』
平野「主君、それはないようですよ。」
そう言い平野は一番後ろの席を指差した。
窓際の一番後ろだけ出ている。きっとこれが私の席だろう。その他の周りの机には大小様々な鞄が置かれていた。そして私の机の上には、一つの青い服。広げてみるとそれは体操着と思われた。
『体操着…？一体何故……。』
平野「主君、それは一体何ですか？」
『体操着よ。これを着て運動するの。……あなたたちの戦装束と同じようなものよ。』
平野「成る程…。それで敵を倒すのですね。この時代の戦装束はこのような薄いとは…凄いですね。」
『……そうね。』
少し…いやだいぶ違うがまあいいだろう。
兎に角、ここの生徒たちはこの服を着てどこかにいるのだろう。体操着での入学式はありえない。ついでに貼れなかった札を貼りながら気楽に探そうか。
そう思い教室を出た。
＊＊＊
平野「主君、寺子屋の壁には全て貼れました。」
『あとはここから少し離れている施設だけね。これはまた今度にしましょう。』
平野「はい。………主君、お待ちください。」
そう言うと平野は本体に手をかけた。
平野「この先に多くの気配を感じます。……もしかすると、歴史修正者かもしれません。」
『となると、私たちが札を貼る前にここに出現した、と？』
平野「恐らく。如何されますか？」
『……呼びましょうか。』
そう言い手首に付けられている鈴をチリンと一度鳴らし、霊力を流し込む。
『＿＿我、審神者の名において、付喪神よ顕現せよ。』
そう唱えもう一度鈴を鳴らすと、辺りに桜吹雪が舞った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 372人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2019年3月2日 19時) (
レス) id: 2e6c718a02 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2019年2月6日 13時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
アイ。(プロフ) - 新作待ってました!!更新頑張ってください!! (2019年2月3日 10時) (レス) id: b23522634a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる
| 作成日時：2019年2月2日 22時
