時透無一郎の親戚は恋柱の継子です 弐 【鬼滅の刃】【時透無一郎】【甘露寺蜜璃】

時の流れ　伍拾 ページ1

意識を手放した後、私は頭の中で、感謝を述べた。





嗚呼甘露寺さん、貴女に教えて貰ったこと。


全て無駄にはなりませんでしたよ。





そしてお母さん。


ありがとう。


月神舞いを踊りながら分かってきたよ。


でも、もっと感謝しないといけないのは、お父さんだね。


ほんとうにありがとう。


……あのさ…有一郎。


………変な所で私の背中押すんだから。








≪囲炉裏……なんたって！俺の自慢の娘だからな！≫




≪囲炉裏……傍に居てあげられなくて御免ね。そして月神舞い。ちゃんと継承していってね≫




≪前までは泣き虫だった癖に……強くなって≫




わかってるよ。



当たり前じゃん。


お父さん。


自慢の娘なんだからさ。


愛してる。



お母さん、私の傍にいつも居てくれたじゃん。


月神舞い。


いつもお母さん見てるんだからね。


わかるよ、ちょっとくらい。



ありがとう、愛してる。




有一郎。


うるさい………でも、強くなったよ。



ありがとう。愛してる。





そういうと、三人は顔を見合わせて言った。





≪≪≪無一郎の事。宜しくね≫≫≫









うん。無一郎兄さんの事。宜しくされたよ。








そう言えば、微笑む三人。







≪もう、大丈夫なんだろう≫



うん。いつまでたっても。






お母さんのこと、







お父さんのこと、







有一郎のこと、









大好きだから、愛してるから。





いつまでも、三人のことは、忘れない。

時の流れ　伍拾壱→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す