時透無一郎の親戚は恋柱の継子です【鬼滅の刃】【時透無一郎】【甘露寺蜜璃】

時の流れ　肆拾弐 ページ43

やってきました甘味処。

甘味処の前の長椅子に座り、みたらし団子を食べる。

やっぱみたらし団子はいいね。

美味しい。




宙を見ながらみたらし団子を食べていると、



「……ん？」



人混みの中になにやら見覚えのある髪色髪型。


あれは確か……………………、




「風柱の、不死川実弥さん………」



呟き程度の声で言った筈なのに、振り向きこっちに来る風柱さん。



分からないふりをして団子を食べてると、




「てめぇ、甘露寺の継子だよなァ？」

「まぁそうですが」

「甘露寺はどうしたんだ？サボリかてめぇ」

「いえ、サボリじゃありませんが」

「じゃなんでてめぇ此処に居るんだ？」

「簡潔に言えば今日煉獄さんの手当てして寝たら、昼に起きてしまって茶の間に行ったら今日甘露寺さんは任務で、今日は稽古無しと言うことです」

「へェ。そういうわけか」





全て食べ終えたみたらし団子の串を皿に置き、次は何食べようかな、とおもう。

不死川さんは私の隣に座って店の人に言った。





「オイ、お萩三つ」



私は信じられないような目で見た。

成る程、お萩(そいつ)があったか！



「あァ？なんでそんな目で見てんだよ。もしかして俺が…」

「私もお萩三つくださーい」



と注文した。



「…」


今度は逆に、不死川さんが信じられないような目で見てくる。




「どうしましたか？」

「……………………。俺がこんな格好なのにお萩頼むなんて、変……………か？」



と不死川さんが言った。

どうしたお前、急に変なこと言いやがって…。

まぁでも、



「そんなわけないじゃないですか。だって人それぞれ好む物は違います。だから、不死川さんだって、そのままでいいのですよ」



と言った。


「それに、私は甘い物なら何でも好きなので、甘味所なら、何時でも誘ってください。お供します！」


というと不死川さんはふわっと笑った。





ーーーー



あれ？不死川さんってこんな人だったかな！？

何か違う

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