時の流れ 参拾 ページ31
柱合会議が終わり甘露寺邸にて。
「今日夕飯どうしよう……」
と何やら主婦的な事を言ってる甘露寺さん。
「因みに何が残っているんですか」
と聞くと甘露寺さんは、
「んっとね〜、お米にお味噌にお魚〜くらいかなぁ」
「甘露寺さん。夕飯作りますから台所使わせてください」
「えっいいの!?でも」
「お世話になって貰っているのに家事すらやらないのは失礼ですから」
「……ありがとう」
「いえ、あ、ご希望のある様子でしたらどうぞ。尽くしますので」
「じゃあ多めにご飯宜しくね!量は……十五合位でいいかな」
「了解です」
と言い、前掛け(エプロン)を着て調理をした。
甘露寺side
囲炉裏ちゃんにご飯任せちゃったけど、いいのかな…。
囲炉裏ちゃんまだ十なのに…。
でも前掛けの姿の囲炉裏ちゃん可愛いわ。
まぁ多分大丈夫だよね!
伊黒さんに手紙を書こうと筆をとる。
背景伊黒さん。
伊黒さん、最近ね、こんなことがあったんだよ。
まず私に継子ができたんだ!知ってるよね。
囲炉裏ちゃん。時季家の生き残りでとても可愛いの!
でもあの容姿にして十なんだって!年齢詐欺だよね。
それでね〜
手紙を書き終えた頃、良い匂いが鼻に通る。
「いいにお〜い」
台所にいくと、卓袱台にはご飯、魚の煮付け、野菜の胡麻和えなど、沢山の美味しそうな料理が並んでいた。
「わぁ…美味しそう」
「あ、甘露寺さん」
と台所から聞こえる囲炉裏ちゃんの声。
囲炉裏ちゃんは小皿で味噌汁を味見していた。
その姿がなんともお母さんっぽい。本当に十歳?
「囲炉裏ちゃん!すごいね!どれも美味しそう!」
ぐぎゅるるるる
顔が真っ赤になるのが分かる。
は、恥ずかしい。
「ふふ、甘露寺さんおなか空いてるんですね。そろそろ出来ますよ」
と囲炉裏ちゃんは、ふわりと柔らかい笑みを浮かべた。
え、お母さん←
269人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
戸瀬 湊(プロフ) - さろぺさん» URLってどうすれば貼れるんでしょうか… (2019年11月30日 19時) (レス) id: c291d7c22c (このIDを非表示/違反報告)
さろぺ(プロフ) - 私のボードにURLを貼っていただけますか? (2019年11月30日 19時) (レス) id: 84dcb5da09 (このIDを非表示/違反報告)
戸瀬 湊(プロフ) - さろぺさん» 描いたものってどうすればいいですか? (2019年11月30日 17時) (レス) id: c291d7c22c (このIDを非表示/違反報告)
さろぺ(プロフ) - 戸瀬 湊さん» 大歓迎です! (2019年11月25日 22時) (レス) id: 84dcb5da09 (このIDを非表示/違反報告)
戸瀬 湊(プロフ) - お一人いて言いづらいですが…自分もイメ画描いていいですか…? (2019年11月25日 17時) (レス) id: c291d7c22c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ