*辞めたい私と辞めさせたい僕ら* ２

さんじゅうさんわ ページ15

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『南雲くん、キミが求める漢の理想像がどういうものなのかは私には分からないけど

噂に流されていた南雲くんが、間違い気づいてしっかり自分の過ちを認めて行動にうつせるのはすごく漢らしくてカッコイイと思うな』



私、語彙力ないから伝わったかどうかは分からないけど…しっかりと自分の意見を持って漢泣きをしている南雲くんは誰よりも漢らしいと思うんだよね




南雲｢うわぁあああああん！！！姉御おおおおおおおおおお！！！！！｣



『姉御！！！？？？』


私どんどん渾名が増えてってる気がするんだけど今度は姉御！！？

同い年だよねキミ！！？






真白｢あの…俺もごめん…｣



紫之｢僕からも…すみませんっ｣



高峯｢……その…ごめん…｣




いつの間にか、私の机の周りにはクラスメイトが集まっていた



顔を悪くしていたり、泣きそうな顔になっていたり、






『…アイドルがなんて顔してんの？人を笑顔にさせるのがアイドルとしての役目なのに、当の本人がそんな顔してちゃだめでしょ？』



『私も、生徒会とばっかり居たから他の生徒のことあんまり考えてなかったし、自分から誤解を生むような行動ばかりしてたから私にも非はある。だからみんなごめんね』






『これからは……仲良くしてくれる…？』




｢｢｢もちろん！！！｣｣｣


みんなの輝いた笑顔が見れて、よかった




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