消息不明のアイドルは 8 (ページ23)

今日:16 hit、昨日:2 hit、合計:25,716 hit

番外編 2 ページ23

．

何故かドスの効いた葵の声

『私、今…初めて光兄とデートしてるんです…

今日は初めてのオフでたーーっくさん光兄と遊ぶつもりだから…そっとしておいて欲しい…なぁ、、』

瞳に涙を溜めて、うるうるとした表情を作る葵

さすが、女優していただけある…

一星｢葵、サインくらいなら…｣

『でも…私サイン書くの遅いし……サイン描いてたら…光兄と遊ぶ時間、、無くなっちゃう…っ』

｢すみません！！プライベート中に押しかけちゃって！！｣

｢そうですよね！俺たちの考えが浅はかでした！！｣

｢出直してきます！！ふたりの時間楽しんでください！！｣

そう言って、俺達を囲っていたギャラリー達は光の速さで散っていった

『さ、これで普通に遊べるね～光兄！』

一星｢嘘ついていいのかよ、ファンだろ？｣

『嘘じゃないよ、確かに1人にかかるサインの時間はそう無いけど、、1人だけにしたら皆に書かなきゃいけなくなる。

それこそ、時間がかかって遊ぶ時間無くなっちゃう…

それにね、光兄とデートしたかったのは本当だから…誰であろうと邪魔されたくなかったんだよね』

照れたように笑う葵

一星｢そ、、っか｣

『はい、それじゃあクマぞうのお耳カチューシャ買いにレッツゴーっ！』

一星｢クマちゃんコースターは！？｣

『カチューシャが優先っ！！』

その後、空が茜色になるまで

クマぞうランドで遊び尽くした

．