消息不明のアイドルは 8 (ページ16)

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156話ページ16

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移動のバスの中、私はずっと顔を顰めていた

『……はぁ』

野坂｢随分と気に入られていたようだけど、ロシアの彼とは知り合いかい？｣

隣に座る野坂さんが聞いてきた

気になっていたのは野坂さんだけではなく、ほかのメンバー殆どがそうだった

稲森｢確かに！｣

『…彼が言ったとおり、アイドルとただの(･･･)ファンですよ。』

野坂｢…にしては、仲良さげだったけど｣

『前に、ライブツアーでロシアに行ったことがあって…初めて会ったのはその時です

滞在期間は１ヶ月で、ロシアの有名な建造物の前とかでライブをしてたんですけど…その時初めて私の物販に来て

｢一目惚れしたんだ、君に！！｣

なんて大声で言うものだから、ビックリして凄く印象に残ってます…

今思うと、財団の罠だったのかなーなんて、』

野坂｢財団の、罠…｣

『私、オリオンに身柄を取られた時、オリオン財団の本拠地…フロイくんのお家に監禁されてたんですよ』

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｢｢｢はぁぁあああぁああ！！？？｣｣｣

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