103話 ページ3
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一星｢とりあえず、戻った方がいいんじゃない？｣
稲森｢いや、行こうぜ滝！どうしてもお前と行きたいんだよ！｣
一星｢どうしてそんなに……｣
稲森｢いいからいいから！なっ？｣
困り果てた一星は、もう何も言えなかった
2人は、太陽の光が森の木立に遮られ、薄暗い
深い森の中を更に進んでいく
一星｢完全に迷ったね…｣
稲森が後ろをふと振り返ると、一星が不安そうに当たりを見回している。
それを見た稲森は急に立ち止まった
稲森｢一星、なんか…サッカーしたいな｣
一星｢えっ？｣
稲森は、2人のジャージを丸めてボールを作る
稲森｢よし出来た、特製ジャージボール！｣
一星｢へぇ、ジャージ丸めてそんなの出来ちゃうんだ｣
稲森は軽くジャージで作ったボールをリフティングすると、一星にパスをした
稲森｢落とさずに行こうぜ、落としたら負けな！｣
一星｢え、、このままいくの！？｣
稲森｢そ！｣
一星は同様しつつも、リフティングを続け、稲森にパスを返す
木立を避けながら、2人はパスを繋いで森の中を進んでいく
無邪気に笑う稲森に釣られて、次第に一星の表情もほぐれていくように見えた
稲森｢よっ、終わり！｣
一星｢引き分けだね、ふふ…道に迷ったことを一瞬忘れてた｣
稲森｢あ、迷ってるんだった！甲羅谷大滝行くんだったよな｣
一星｢そこまでわすれてたの！？｣
“明日人くんはどこまで天然なんだろう…”と、一星が苦笑いをする。
その時、｢あれ？｣と稲森がなにかに気がついた。
森の中の分かれ道に看板がある
稲森｢甲羅谷大滝だって｣
一星｢さっきまでこんなのあったっけ？｣
一星は首を傾げつつも、2人は、進んで行った
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潮田 さとう(プロフ) - かなえさん» 嬉しいです！！ありがとうございます〜っ！！ (2019年12月26日 13時) (
レス) id: 5a6969804a (このIDを非表示/違反報告)
かなえ - 続きがすごく気になってたので嬉しいです！アイドルのメンバーの子達もすごく可愛いです！このお話が本当に大好きです！ (2019年12月26日 10時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：潮田 さとう
| 作成日時：2019年11月8日 1時
