せんせーが私に残したもの。

9話 ページ10

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全選手に ボディースーツを配り終え、私は自室で待機の指示を貰った。


流石スポーツマン、皆身長高かったなぁ

150cmジャストの私は、中学生に見えても仕方ないか。






『ねぇ、律は誰がストライカーになると思う？』


《どうでしょう…、選手名簿に記載された身辺調査のデータは一通り確認しましたが、現時点では確定は出来ません。》



『そっか』



この施設で誰が生き残るかは分からないけど、私は私に出来ることをやる

それだけだ





[Aちゃん、早速仕事だ。救急箱を持ってZroomに向かってくれ]


『はーい』




付けていたインカムから、絵心さんから指示を貰い 救急箱の中身を確認してから部屋を出た。


入寮試験で早くも犠牲者(怪我人)が…





この施設内を見て回った時に感じた

窓は一切無く、換気扇しか無い。



ここの施設は正に監獄だ




『サッカーでの毛落とし合い…とは聞いていたけどさぁ、まさかデスゲームでも始める気なのかな』


《世界一を決め、残り299名の人生はぐちゃぐちゃ…と言ってましたし 大方、間違ってはないのでは？私、そういうアニメーション好きです！》



この子、宇宙旅行以降 ハイスピードで成長して、人間味が増してきてるな


アニメについての知識は多分不破ちゃんと竹林と三村あたりだろうな。




律を創った博士さんも、まさかアニメ好きに成長するとは、思わなかっただろうなぁ





《ちなみに漫画でしたら、[神さまの言うとおり]とかオススメですよ》


『ガチのデスゲームじゃんそれ』





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