6話 ページ7
.
『……ここって、』
放課後、カルマに連れてこられたのは 最寄り駅から近くにある女性向けの向けのアクセサリーショップだった
確か最近出来たばっかで 可愛いって評判だったからずっと行ってみたかったんだよね
「A、こっち」
『あ、うん』
店に入るなり、カルマは色んな種類のチョーカーを私に持ってきた
「んー、こっち…いや、こっちだな。ちょっと待ってろ」
そういうと、真っ先にレジに向かっていった
アイツ 決めんの早っ
『……って、ええ!?買ってくれるの!?いやいや悪いし!私が払うから!!』
カルマの後を追って カバンの中から財布を取り出そうとすると、片手で止められた
「いいから。向こう行ってな」
『…でも……、、……うん、わかった』
頭を撫でられてしまえば、頷くしかない
それに、レジ前でこんな会話してたら 並んでいるお客さんに迷惑になるし 注目を集めるのはいやだ
……ここはお言葉に甘えよう
.
「はい。今度からこれ付けな?」
『本当に……いいの?』
レジから戻ってきたカルマに、ピンク色の可愛いラッピング袋を貰った
「いーの。ほら、開けてみ」
袋の中には、黒のベルトにシルバーのパールが付いた大人っぽいシンプルなチョーカーが入っていた
『………かわいい』
「包帯よりそっちの方がいいでしょ」
……まぁ、確かに
それは言えてる
「明日からそれ学校に付けて来てね。」
まぁ、別に オシャレするのは禁止じゃないし
貰ったからには……付けるけど
『ありがとう、カルマ』
「こちらこそ、貰ってくれてありがとうね」
ニッコリと笑う彼は、なんだか頬が紅く染まって見えた
…………まさか、ね
.
.
因みに、その日家に帰ると
絵心さんに
「犬のコスプレでもするの?」とか言われた。
この人 デリカシーないよね。なんで?
無意識だから余計タチ悪いし。
.
574人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきよ - 続きたくさん!嬉しい!最後の体力訓練のところ面白かった!マアーとてもキヅイのシッテマス... (11月1日 6時) (レス) @page13 id: a818dee385 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきよ - 続きどこ? (10月28日 1時) (レス) @page8 id: a818dee385 (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - はじめまして潮田様‼︎1話目でもう泣いちゃいました。続きとっても楽しみです! (9月18日 4時) (レス) id: dcbf025cae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:潮田 さとう | 作成日時:2023年9月18日 3時