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8話 ページ9








休み時間が終わり、私と凪くんは教室に戻ってきた。


凪くんが隣に居るから 目立ったことはされないけど、ビシビシと女子の妬みの視線を感じる





この先大丈夫かな…

はぁ…と思わず重たい溜息をつく





「A」

『え、あ…な、』







……えっ?







名前を呼ばれて 振り向いた瞬間








唇に伝わる生暖かい感触


ふんわりと香る 男の子シャンプーの匂い


少しタレ目のグレーの瞳と目が合った








『…………』
















あ、キス……されちゃ




「「「ぇえええぇえええぇえ!??」」」

「まさかの公開キス!!!??」
「おまっ!!やるな凪!!!」
「羨ましーぞこんにゃろー!!!」




驚くより先に、クラスのみんなが一斉に大きな声を出した




クラスメイトの男子数人が ワッと凪くんに集まり 肩をバシバシ叩いたり 頭をワッシャワシャと撫でくりまわした






「ぇ…あ、えと…なんで、??」


なんで今…?









予想もしてなかった事態に、頭が回らず 途切れ途切れになってしまった。






「んー……なんか、したかったから?」



たしかに、恋人っぽいことをしないとだめって言ったけど……言ったけどさぁ


したかったからって 普通 今しますか?





『え、、えぇ……?』



「だめだった?」

『や、だめってわけじゃないけど…』




なんでそんなに驚いてるの?みたいな顔をされても こっちが困るんですけど…。










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彩華(プロフ) - 初めまして!イナイレの夢小説の時から読まさせて頂いております。作者様の小説は以前から程よい感じの恋愛小説ですのでとても私の好みにハマって読みやすいです。お忙しいとは思いますがこれからも更新頑張ってくださいね。 (7月3日 1時) (レス) @page14 id: 2b870d0ab1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:潮田 さとう | 作成日時:2023年6月27日 3時

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