21話 ページ22
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結局、凪くんは38.9℃の高熱を叩き出して早退した。
凪くんって熱出すと重症化するタイプなのか
そして放課後
私は自分の席で頭を抱えていた。
「おーい西野ー。帰んぞー」
『……、、』
もぉおぉおお……
なんでアイツは 迎えに来るかな
教室のドアを開けて、大きな声で私の名前を呼ぶのはいわずもがなあの幼なじみ御曹司。
クラス違うんだから うちのクラスに来たら注目の的になるの目に見えて分かるでしょーが ホントにもう
こうなりゃ、腹を括るしかない
『……』
「凪くんと付き合ったら今度は玲王様？」
「どんだけ尻軽なのあの女」
ほら見なさいもう、あの女子の目。
凪くんといても御影くんといてもこれだからなぁ…
私がこんな地味な見た目してるから尚更女子の反感を買うんだろうなぁ
『…すぐ行く』
席を立ち、ドアの方まで行こうとした瞬間
グンッ
ガタッ
『わ…っ、、』
足に何かが引っかかり、そのまま前から倒れ込んだ
「あは、ごっめ〜ん。私 足長くて」
椅子に座って足を組んだまま私を見下ろす女子
あぁ、わざとだ
わざと足を引っ掛けて私をこかしたのか
くすくすと笑っている周りの女子
それを見ないふりする男子
『だいじょ、ぶ』
……ダル
「おい A、大丈夫か！？」
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彩華(プロフ) - 初めまして！イナイレの夢小説の時から読まさせて頂いております。作者様の小説は以前から程よい感じの恋愛小説ですのでとても私の好みにハマって読みやすいです。お忙しいとは思いますがこれからも更新頑張ってくださいね。 (7月3日 1時) (
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作者名：潮田 さとう
| 作成日時：2023年6月27日 3時
