17話 ページ18
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「ねぇ、あれ。なに?」
『……あれ、とは?』
練習終わり、レッスンの為にサッサと帰ろうとした私を 凪くんが引き止めた
……どうしよう、“あれ”の心当たりがない
私と凪くんを横目で見ている御影くんは、なにやら呆れたようにジトッと私を見ていた
「心当たり、ないの?」
『無いかな』
「お前、もしかして凪に言ってないんじゃないだろうな……」
頭をかきながらため息を着く御影くん
いや、本当になに?
「凪が言ってんのは、休憩時間の時のことだろ。そんくらい察しろ、この馬鹿」
『あ、馬鹿って言った。ひど』
これでも凪くんに続いて学年3位なんですけど
『あぁ、でもキャプテンの御影君にさえ言っとけばいいかなと思って。』
「まったく この子はもー…」
わっしゃわっしゃと頭を撫でくり回される
やめろ。ウィッグが外れるでしょうが
「なんか 玲王と西野って仲良いよね」
「えっ」
『え?』
「お前……それも言ってねぇのかよ。」
『だって聞かれてないし、別に知っても知らなくてもどっちでもいいかなーと……』
私たちの会話についていけない凪くんが、コテっと首を傾げた
そんな凪くんに、ビッと私の方に親指を向けた
「幼馴染、職業女優。芸名 彩咲A、以上。」
紹介の仕方が検索ワードみたいになってやがる…
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彩華(プロフ) - 初めまして!イナイレの夢小説の時から読まさせて頂いております。作者様の小説は以前から程よい感じの恋愛小説ですのでとても私の好みにハマって読みやすいです。お忙しいとは思いますがこれからも更新頑張ってくださいね。 (7月3日 1時) (レス) @page14 id: 2b870d0ab1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:潮田 さとう | 作成日時:2023年6月27日 3時