16話 ページ17
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side 凪
…なんだ、これ
休憩前とは打って変わって、まるで別人のような顔つきの西野がいる。
先にドリンクを貰っていた部員の中には、チラホラ顔を赤く染めている奴もいて
「ねぇ、西野。……なんか、変なモン 食べた?いつもと雰囲気ちが…」
『えーっ?食べてないよ!』
「あ、そう…」
『変な凪くん。ほら、日陰で休もー?キャプテンも練習は程々にしなよー』
「へいへい」
玲王は、あんまり驚いてないみたいだけど
そう言えば、玲王と西野って普通に仲良い…クラスメイトとか友達の距離感とは違うような
もっと距離が近い…恋人同士?いや、違うな…なんだろう
あー…なんか、モヤモヤしてきた。
考えるのめんどくさ
「西野ー、ベンチまで運んでー…。おんぶー」
『きゃあっ!?お、お゛もっ!!!』
後ろから首に腕を回してギュッと力を入れると、前のめりによろけた。
やっぱり女子って力無いな
肩細…ちょっと力入れたら 西野の肩折れちゃいそう
『ちょ、ちょっと凪くん!?身長差と体格差考えて!!??』
「んーー…」
『んーじゃなくって!!』
……この西野 ちょっとうるさい
なんか、いやかも
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彩華(プロフ) - 初めまして!イナイレの夢小説の時から読まさせて頂いております。作者様の小説は以前から程よい感じの恋愛小説ですのでとても私の好みにハマって読みやすいです。お忙しいとは思いますがこれからも更新頑張ってくださいね。 (7月3日 1時) (レス) @page14 id: 2b870d0ab1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:潮田 さとう | 作成日時:2023年6月27日 3時