14話 ページ15
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「そんで…あー、そうそう。それここに書いて」
す、凄い…サッカーを初めてまだ全然経ってないのに、なんでスコアブックの書き方知ってんのこの人…
しかも教え方上手いからめちゃくちゃ分かりやすいし
『凪くんって、凄いね…』
「普通でしょ こんなの」
そういや 授業殆ど寝てるのに 毎回テストは学年2位なんだよなこの人……
自分の才能に自覚がない天才、かぁ
そりゃ、御影くんが一目置くわけだ。
「他は?どっかわかんないとこある?」
『ううん、もうだいじょぶ。ありがと』
「どーいたしまして」
スコアブックの書き方も教えてもらったし、そろそろ演技の練習もやりますか…
御影くんには許可取ってある
ただし、練習の邪魔になる可能性があるから 時間制限が設けられちゃった。
私が演じるのは、弱小校のキャプテンを支える幼馴染の女の子
基本的に上目遣いであざとく、喋り方はハキハキと聞き取りやすく。
性格は非常に女の子らしく、しかし 男兄弟が多いことから男勝りな1面もある
主人公の良き理解者であり、だんだん成長していく主人公に惹かれていく
『………、、』
今の私は、ヒロイン 椎名あげは
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しばらくすると 走り込みを終えた選手が、次々にベンチに戻ってきた。
「あっちー…喉乾いた〜」
『みんな お疲れ様ぁっ!ドリンクどうぞ!!寒い時期だから しっかり汗拭いてね!身体冷えちゃうよ〜っ』
「あ、ありがとう……ございます」
「どもっす……」
少しわざとらしい 明るい声
1人1人 ドリンクとタオルを渡す時は上目遣いで可愛らしく。
……そして
「おい凪!もーちょい頑張れ!」
「やだもう無理〜……ナギ・オブ・ザ・デッドぉ〜、、」
『はい、そこのお2人〜!今は休憩時間だぞっ!休むことも選手として大事なんだからね!』
練習を続けようとする主人公には、しっかり制裁。
「………?」
「…………」
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彩華(プロフ) - 初めまして!イナイレの夢小説の時から読まさせて頂いております。作者様の小説は以前から程よい感じの恋愛小説ですのでとても私の好みにハマって読みやすいです。お忙しいとは思いますがこれからも更新頑張ってくださいね。 (7月3日 1時) (レス) @page14 id: 2b870d0ab1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:潮田 さとう | 作成日時:2023年6月27日 3時