標的1470＊繋がり ページ21
何てことない日々を送っていた、あの日。
それは突然変化をもたらして、傷ついて、傷つけ合う時間も増えた。
だけれど今は、そんな時間を羽にして強く高く飛ぶ事ができる。
それに、そんな頃に出来た繋がりが、今も強く根付いている。
それが嬉しくて、幸せで――――
幸せすぎて、満たされてばかりで――――
失いたくないと心から思うから、護るために出来ることを全てしたいと思う。
晴渡る大空の下。
整えられている中庭で、久しぶりに皆と食事会。といっても、親しい皆と庭でピクニックみたいなもの。
出産祝いに来てくれたディーノさんやユニ達、それにアルベルトさん達アクアファミリーの面々も。
皆が私の腕の中の赤子を見て頬を緩める。
デ「可愛いなぁ。」
ユ「本当に。私も抱っこしてみていいですか？」
貴「勿論。」
リボーンやマーモンは成長しているとはいえ、抱っこしづらいようで顔を顰めてた。
それを思い出す。ユニはリボーン達よりは成長してるからそうでもないみたい。
ユニの傍でγや白蘭も興味深そうに赤子を見てる。
白「マシマロみたいにふにふにしてるほっぺだね。」
べ「気安く栗ボスに触ってんなよな。」
ナイフをちらつかせるベルは、すっかり過保護なお兄ちゃん。
毎日のように赤子の様子を見に来るくらいだから。
微笑ましく思う私の隣でザンまでがベルと同じように白蘭を警戒してる。大丈夫だと思うんだけどなぁ……。
私より濃い髪色とザンに似た顔立ちから、ベルを始め『VARIA』の皆は赤子を「栗ボス」って呼び始めた。
可愛い愛称だと思う。それに頷けるもの。
ベルの呼び方にユニや白蘭もクスリと笑って頷いてる。
貴「ザンみたいに優しい子に育つといいね。」
Ｘ「………お前だろ。」
グラスを手に言うザンの息子を見る眼差しはどこまでも優しい。
ディーノさんやラーゴさん達も赤子を見つめてる。
注目されててもすやすや眠る我が子は物怖じしない子に育つのかなぁ……。
「わっ…遅れちゃった…？」
まだここに来ていなかった人たちの声がした。
そっちを見ればボンゴレの人間に案内されてやってくる、シモンファミリーの皆がいた。
貴「ううん。始まったばかり。ようこそ、炎真。」
炎「ホント？ 良かったぁ。」
ホッと胸をなでおろす炎真は昔と変わらない。
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桜(プロフ) - あもさん» あわわっ…！ ありがとうございます！ ザンザスにとっても救いのある夢主だったらいいなぁと思います。嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2022年10月5日 17時) (
レス) id: 8e0b3a4d97 (このIDを非表示/違反報告)
あも(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品はザンザスが大好きな私にとってとても救いのある作品で、ザンザスが幸せになれて嬉しかったです。こんな素晴らしい作品を作って下さり本当にありがとうございます！！！ (2022年10月5日 14時) (レス) id: 656bb5ebbb (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ヨモギさん» ありがとうございます！ 出来るだけ毎日を意識していたので大変だったでしょう？ 楽しんでいただけてとても嬉しいです！ 完結まで読んでいただき、本当にありがとうございます！ (2022年7月30日 17時) (レス) id: 8e0b3a4d97 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ(プロフ) - 完結おめでとうございます！一年に一回は確認に来て、更新頻度に驚いていた数年間でした。毎日来れていたわけではありませんが、とても楽しんで読ませていただきました！本当にお疲れ様でした！ (2022年7月28日 20時) (レス) @page23 id: 50bd13428b (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 夏目さん» ありがとうございます。心の支えになっていたなんて嬉しいですっ。きっとこれからも明るい日々を送ってくれると作者も祈っています。今までありがとうございました！ (2020年6月15日 18時) (レス) id: 8e0b3a4d97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2020年4月14日 18時
