【REBORN】包容する大空 ⅩｘＸⅡ【XANXUS】 (ページ23)

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標的1427＊お互いにページ23

赤い顔で怒られても、全然迫力もない。

…………私がザンに怒ってる時もこんな感じなのかな？

ふとそんな事を思う。

ネ「だ…だって一番近くにいた人だし……なんだかんだ優しいし……」

貴「うん。」

ネ「で、でもね……。あの人は兄みたいな人でもあって……」

貴「うん。」

ネ「もっ、勿論……！この想いが分かってからはただ兄としては見られなくて……その……」

上手くいえないのかもじもじしてるネーヴェさん。

その姿は恋する女性で、私と3歳違いっていうのがよく分かる。

その顔はずっと赤くて、可愛くて。

ネ「A様は……どうなの……？ XANXUS様と……どうお付き合いを始めたの？私も………そう…なれるかしら……？」

貴「私？えっと………」

ザンとの今の関係が始まったきっかけを思い出す。

リング争奪戦。シモンとの戦い。

……………………。

………駄目だ。良いアドバイスができそうにない。

貴「私は……最初はザンは私なんて見ないって…片想いで終わるだろうって…思ってて……。ザンが「好き」だって言ってくれたから……嬉しくて…」

ネ「うん。」

貴「出会いは………えっと…マフィアっぽい？」

ネ「さ、さすがボンゴレ……？」

貴「疑問で感心しないでぇぇ……！」

ネーヴェさんと互いの想い人の事を話す。

それは心臓が煩くて、ドキドキばかりで。

でも、嬉しくて。

でも、恥ずかしくて。

私まで顔に熱が集まる。

山「何話してんだろうな。」

リ「互いに顔真っ赤だぞ。ありゃ恋の話だな。」

獄「笹川達といくらでもあぁいう話ができるってもんでもないですしね。いいんじゃないっスか？」

了「ん？京子達が話し相手では駄目なのか？」

獄「なにせ相手の男がマフィアだからな。」

Ｘ「あ？」

ラ「………XANXUS様。もしかしてA様と……？」

リ「そうだぞ。」

ラ「そうなんですか……。うちの妹もはっきりさせればいいものを。」

山「ネーヴェさんにも好きな人が居るんスか？」

ゴ「ハハッ！きっと届くさ。そうなるといいけどなぁ。」

ラ「…………父上。いいんですか？」

ゴ「え？問題ある？娘と息子が幸せになれればいいだろ？」

ラ「…………まぁ、それは同意ですが。」

リ「お前らもお前らだな。」