標的２２２＊なる気は？ ページ6
《XANXUSside》
貴「ありがとうございます………。」
聞こえないように言ったんだろうが、微かに聴き取ることができた言葉。
………礼を言われるようなことをした覚えはないが。
その言葉が、妙にこそばゆい。
今まで誰かに礼を言われたことがない所為か。
こいつがさっき言ったことは、間違いではない。
今ここで殺すつもりはない。
ふと沢田を見れば、ふにゃりと笑みを浮かべている。
Ｘ「……………。」
その笑みを見ると、妙な気分になる。
見ていたいような、覆ってしまいたいような…………。
今まで、こんなふうに感じたことがない所為かよく分からない。
俺は、こいつを殺すというのに………。
貴「XANXUSさん？」
じっと見ていたからか、首を傾げ俺を見る沢田。
その姿から、目を逸らせなかった。
俺は、こいつを殺す。
それが揺らぎそうになる。
こいつから目が逸らせない。
こいつの目が俺を見ている。
俺にあるのは『怒り』と『憎しみ』
こいつがいると、薄れそうになる。
ガッ！
貴「あでっ！」
沢田の頭に軽くゲンコツを落とせば、大袈裟な声をあげて手を頭にのせる。
俺がすることは何も変わらねぇ。
こいつを殺して、十代目になる。
…………何も、変わらねえ。
Ｘ「てめぇは、何のために戦う。」
こいつの『戦う理由』は知っている。
ただ、誰もいない今ボス候補同士の話も悪くない。
…………そう思っただけだ。
沢田は頭に当てていた手を離す。
貴「大切な皆を守りたいからです。」
はっきりと言った。
聞いた理由を詮索しないあたり、ちょっとは状況が分かっているのか。
Ｘ「守護者どもか？」
貴「守護者………というよりも、大切な友達です。」
Ｘ「………てめぇ、ボスになる気あんのか？」
ふと思った。
コイツは『守るため』に戦っている。
『ボスになるため』ではなく。
そこが、俺とコイツの違いだ。
沢田は驚いた顔をする。
貴「それは……………なりたいとは、思ってないです。」
Ｘ「だが、これはボスの座を懸けた戦いだ。」
貴「…………はい。」
叱られたガキのように、シュンとなる沢田。
責めてるつもりはないんだが…………。
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桜(プロフ) - マコさん» 叫びの嵐ですねｗ 来ますよｗナッポーが！ (2016年6月6日 17時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - 嫁ぇぇおのれ原作許すまじっということはナッポーがくるぅぅぅぅマモタンファイト負けるな夢主よザンザスが嫉妬の雨を降らせるからやめてぇぇぇっと言う事でこれからも更新頑張って下さい (2016年6月5日 18時) (レス) id: a4fdfcefa3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - マコさん» 目の保養が南国果実になるのは嫌ですね……泣かないで！ (2016年6月4日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - マモタンそれ以上しちゃうと嫁２が僕の目の保養材料の1つが南国フルーツナッポーになるからやめてねぇ僕大泣きするぞ★っと言う事でこれからも更新頑張って下さい (2016年6月4日 18時) (レス) id: a4fdfcefa3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - マコさん» 師匠でダメですかｗ霧戦頑張りますよ〜。 ロメオにも使えそうですｗ ありがとうございます！ (2016年6月4日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2016年4月28日 16時
