標的1406＊報告 ページ48
《リボーンside》
リ「どっちにしろ、この一件の根本はそれで間違いねーだろ。」
獄「はい。それと十代目が救出したという男なんですか、ラーゴ達の身内らしいです。」
身内……？
ゴッチャにはラーゴとネーヴェの二人しかガキはいねぇし、ネーヴェに許嫁がいるような話も聞いてねぇ。
ギアもゴッチャしか夫はいねぇぞ。
胡乱気な表情が出ていたのか獄寺が頷いた。
獄「正確には養子で、ラーゴやネーヴェとは兄妹同然の仲らしいです。」
リ「そうか…」
経緯は知らねぇが血の繋がりがなくても家族といえる存在なんだろう。
そんな奴が今回の事に関わっていたのかと驚きもするが、事情は直接聞く方が早いな。
予断は許さねー状態らしいがこのファミリーが手を尽くしてくれるはずだ。
ひとまずアジトが落ち着いた時にはすでに日が傾きだしていた。
オレ達は執務室に集まり報告をし合う事にした。
山「街の方は大丈夫だったぜ。」
これといった大きな被害はない。
街で騒ぎがあったと報告を受け、獄寺達と合流したラーゴ達は協力し相手を拘束した。
合流までは主になっていた獄寺達も合流してからは、アクアファミリーに交代したらしい。
獄寺はマフィアの出だけあってよく分かってる。
ネ「相手のボスは未だ話が出来る状態ではありません。肉体的というより精神的に打撃を受けているようで……」
ゴ「奴らもボンゴレの攻撃には勝算がないと解っていたようだ。」
ラ「相手のボスがいたファミリーの事件ですが、あれには拠点が近いことからウチからも人員が出ています。奴らがウチに目を付けたのはそれがあったからかと。」
ラーゴが机に置いたファイル。収められた資料をパラパラと見るが確かに一致する。
元々はそれなりに規模があったファミリーだった。
ボンゴレ主にいくつかのファミリーに協力を要請し事件は解決した。
了「Aが助けたという男は無事なのか？」
ネ「えぇ。予断は許しませんが。」
ともあれこれで事は解決だな。
後はゴッチャ達が相手へ処断を下し、Aが目を覚ませば万事解決だ。
雲「ねぇ。」
ラ「？ 何でしょう？」
部屋の壁に一人背を預けていたヒバリが声を出した。
群れたくねぇから来ねぇかとも思ったんだけどな。
ヒバリは表情を変えず言葉を続けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1315人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜
| 作成日時：2019年9月16日 18時
