標的1239＊8月‐1 ページ20
《XANXUSside》
Aが俺に近づかないのはそういう理由だったのか……。
それが分かれば悪い気ではない。
飯を食い終え、それぞれが寛ぐ。
リ「A、何やってんだ。」
貴「おえかき！」
今度は絵を描き始めたらしい。
テーブルに数枚の白い紙を広げ、何か描いている。
それを女共やベルたちが覗き込んでいる。
Aはガキの頃から絵を描いていたのか………。
京「わぁ！ 上手だね。」
ク「これ、私たち？」
貴「うん。これは、おねえちゃんたち。」
Ｓ「ワタシの浮き輪も描いてくれてるんダ！」
1枚の紙には、女共が描かれているらしい。
ガキの絵なので、今のような絵ではないが、それぞれの特徴を上手く捉えている。
誰なのかというのは一目で分かるものだ。
山「んじゃ、これはオレと獄寺、炎真、カオル、それにランボと小僧だな。」
獄「だな。」
水「誰なのかって、よく分かるな……。」
炎「うん。上手だね。」
ラ「コイツ、もじゃもじゃだもんね！」
獄「お前だろうが！」
全員褒められ、Aは嬉しいようで笑顔を見せる。
フ「うわー。ミーの頭がリンゴですー。」
骸「クフフフ。お前は元からそうでしょう。」
フ「Aさーん。この人の頭はパイナップルに………」
骸「しなくて結構ですよ、A。」
フランは描かれても分かりやすいだろうな。
そんなことを考えていると、カス鮫共もAの手元を覗き込んだ。
ス「んじゃ、今描いてんのは俺たちかぁ？」
マ「僕らも分かりやすいね。」
レ「特徴が掴みやすいだろう。」
ル「あら。私の髪も良い感じに描いてくれてるわぁ♪」
べ「しししっ！ 王子のティアラも描いてんじゃん。」
それぞれが感想を述べている。
俺が座る位置からは、Aの手元は見えづらい。
貴「………………。」
Aがちらちらと俺を見る。
………今俺を描いているんだろう。
こちらを見る時に視線を合わせれば、驚いた顔をして慌てて逸らす。面白れぇ。
貴「できた！」
そんなことをしているうちに、絵は完成したらしい。
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» ありがとうございます！ 一度は書いてみたい話でした。子供らしさいっぱいで、でも夢主らしくありたいと思ってました。きっと夢主いつでもXANXUSが好きだと思いますｗ (2019年12月31日 17時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - この海水浴の話面白いですランボの10年バズーカにあたり幼児化してしまった主人公でもベル達と仲良くなりXANXUSくんに至っては抱っこ拒否られ落ち込むけど主人公的にXANXUSくんがかっこいいから恥ずかしかったのでしょうね (2019年12月31日 17時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 楪さん» ありがとうございます！ ここまでをそんなにも楽しんでいただけて嬉しい限りです！ えへへ……最高だなんて嬉しいですっ。応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします！ (2019年3月20日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
楪 - シリーズの最初からここまで、一気に読ませて頂きました！ 風邪で寝込んでいたにも関わらず、続きが気になって読み進めてしまいました（苦笑）原作もオリジナルの話もすべて最高でした！ これからも応援してますね (2019年3月19日 20時) (レス) id: 46c02ccb1e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 乱さん» ありがとうございます！ (2019年3月8日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2019年3月7日 18時
