標的1236＊8月‐1 ページ17
《XANXUSside》
戻らない……。
小さなAを見て思う。
ベルを「王子」と呼び気に入っているようで、よく付いて歩いている。
ガキに王子というのは魅力があるのだろうか？
日が暮れ始め、‟聖地”にあるシモンファミリーの別荘に移動する。
貴「あっ、かいがら！」
ス「A、ちゃんと前見て歩けぇ……。」
浜に落ちている物が気になるのか、ずっと下を見て歩いている。
コケないだろうか？
歩いていたAが急に立ち止まり、浜に落ちていた貝殻を拾い上げた。
何度目かのそれに、若干呆れもする。
ガキと触れ合う機会などまずない。
こういうふうなのかと新鮮にも感じる。
炎「拾った貝殻、持って帰る？」
Ｓ「繋げてガラガラネックレスなんてネ♪」
貴「うーん………。うみにかえす。いい？」
炎「もちろん。」
Aの選択に顔には出さないが、少し驚いた。
てっきり持ち帰るかと思った。
安定しない砂浜を何とか歩いているようで、さすがにAに疲れが見えてきた。
山「A、疲れてねーか？」
貴「だいじょーぶ……。」
「えいしょ」っと言いながら歩く。
コイツ、ガキの頃からこうなのか………。
今と変わらない一面にため息を吐きたくなる。
べ「A、ほい。」
貴「わっ！」
Ｘ「何だ………？」
なぜか、ベルがAを抱き上げ俺に向ける。
Aと目が合い、「わわっ……！」と慌てている。
べ「王様が抱っこしてくれるってさ。」
…………………。
別に構わないが……。
俺がベルからAを受け取ろうと………
貴「あっ……めっ！」
なぜかAに拒まれた。
べ「え……？」
レ「なぜだ！？」
マ「ねぇ、ボスが固まってる。」
フ「嫌われたんじゃないですかー？」
ハ「はひ……。大丈夫でしょうか？」
骸「クフフ。子供では好きになれない相手なのではないですか？」
ス「う゛ぉぉぃ……。それウチのボスさんに言ってみろぉ…。カッ消されても文句は言えねぇぞぉ……。」
獄「じゅ、十代目………！」
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» ありがとうございます！ 一度は書いてみたい話でした。子供らしさいっぱいで、でも夢主らしくありたいと思ってました。きっと夢主いつでもXANXUSが好きだと思いますｗ (2019年12月31日 17時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - この海水浴の話面白いですランボの10年バズーカにあたり幼児化してしまった主人公でもベル達と仲良くなりXANXUSくんに至っては抱っこ拒否られ落ち込むけど主人公的にXANXUSくんがかっこいいから恥ずかしかったのでしょうね (2019年12月31日 17時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 楪さん» ありがとうございます！ ここまでをそんなにも楽しんでいただけて嬉しい限りです！ えへへ……最高だなんて嬉しいですっ。応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします！ (2019年3月20日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
楪 - シリーズの最初からここまで、一気に読ませて頂きました！ 風邪で寝込んでいたにも関わらず、続きが気になって読み進めてしまいました（苦笑）原作もオリジナルの話もすべて最高でした！ これからも応援してますね (2019年3月19日 20時) (レス) id: 46c02ccb1e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 乱さん» ありがとうございます！ (2019年3月8日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2019年3月7日 18時
